ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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語ることはやぶさかではない

昨日お出かけしたし、外は曇り空だし、家でおやすみしようと思った。

 

子の「母、なにか、しませんか」という視線を感じたので、絵本を読もうと考えた。

3.4ヶ月健診のブックスタートで貰ったもので、あまりに活字が少ないためアドリブに苦労した絵本「ママだいすき」を手に取った。

落ち着いたトーンでゆっくり読めば、きっと情景描写やアドリブがうまくいくだろうと踏んでいた。

前半のページで出てきた鳥の親子に食べられようとしていた緑の芋虫と、後半ページで出てきた蝶の親子のカラフルな芋虫の違いを「まぁ勝ち組と負け組って感じだね」と説明したり、登場キャラクターの社会背景的なものにまで触れつつ読んでいたら、子が途中で「長いです」とぐずり始めてしまった。

0歳児にはまだ早い話であった。

 

3月下旬に北九州芸術劇場山海塾の公演があるということで、「もし、公演を観ている間だけでも託児所が使えたら、家族みんなで観に行こう」という雰囲気になっていた。

一応わたしが会場に問い合わせて確認することになっていた。

夫からラインで「山海塾託児所の件、よろ」とメッセージが来た。

白塗りの保育士さんたちが子どもをあやしている光景が頭に浮かんだ。

問い合わせをすると、1歳からしか利用ができないとのことだった。

佐世保で探して1日預かってもらう?と夫に相談したら「1日はさすがに、子どもに悪いね」とのコメントが返ってきて、ちょっと嬉しかった。

 

なにか面白いコンテンツをやりたい、という気持ちがずっとある。

しかし具体的には決まっておらず、同じ場所に居続けることになんだか悶々としていた。

子に向かって、わたしってインプットが足りてない気がするよね、なんか出すもの薄いもんね、これじゃあダメだよね、という趣旨の話をしていた。

子は毛布をもしゃもしゃしながら、なにか音を発しているわたしの方を興味深く見ていた。

きっと意味はさっぱりだろう。

こちらの口がパクパク動いているのがおもしろいのか、ヘァヘァ笑っていた。

言葉に出すことで、頭が少しすっきり整理された気がする。

 

子をお風呂に入れてすぐ、夫が仕事から帰ってきた。

子の身体を洗ってから、夫に渡して服を着せてもらった。

夫は子の着替えなどを済ませてから、湯船に浸かりっぱなしの私にビールとチータラを持って「ゆっくりしとけ」と言った。

それはアカンやつや、というか人のこといたわってる場合じゃないぞ、いまいたわられるべきはキミやぞ、と思いながらプルタブを開けて一口流し込んだ。

ぅあっかぁー!!と美味い声が出た。

湯船と一体化しそうだった。

半分ぐらい楽しんで、そそくさとあがった。

 

わたしがリスペクトしてやまない女性の1人、Fさんと、オタク趣味に対して理解はしようとするがノリ気でない夫についての話をしていた。

こちらとしては、語ったりレクチャーするのはやぶさかではない、

夫は、共感はしてくれないけども、なんだかんだ知ろうとはしてくれているし、ちょっとズレた質問や杞憂をぶつけてくる。

妻の影響で、アニメ好きになるまでは至らずとも、これまでと違う変化が訪れたことに戸惑う、など。

(わたしの夫も、あえてネタとして話題にしてくれたり深刻なオタクの妹1と絡んでくれたりしてくれるので嬉しいかぎりである)

そんな平和な話をしていた。

才色兼備なFさんの夫、というだけでグレードが高く感じるのに、オタクなFさんに圧倒され、わが子の影響を案じ、自分の変化に戸惑うなんて…。

あずまきよひこ氏の絵柄でコメディにしたいくらいである。

そんな夫、かわいすぎる。

 

千鳥の相席食堂の、スーマラ田中の回を観た。

「おれをみろ」と猫が画面の前にやってくる。

スマホを行ったり来たりさせながら、せわしく観た。

 

 

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PKやまもと | させぼ通信

 

 

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sec.1 (photo by YOJI YAMAMOTO)#初節句 #mokodoll #モコドール #佐世保