ロケのうまいひとになりたい
朝は、夫とハローバイバイ・関の都市伝説モノマネをして過ごした。
子との離乳食の時間が楽しい。
だいたいでろんと戻されてしまうのだが、口を開けてくるので、ひょっとすると食べたい気持ちはあるんだろう。
4日目になるが、徐々に慣れてきているようだ。
いきものが生きていくための術を身につけようとする様子は、まるでディスカバリーチャンネルを観て胸を熱くするかのようだ。
気持ちと頭の操作性がリンクしておらず、自分でも笑ってしまうほどのミスを連発した。
自分のことは自分がよくわかっていると思っていたが、ときにはもう一人自分を出現させて無理にでも足に地をつけさせねばならなかった。
こんなときは昼寝だ。
子がうつらうつらしていたので、「そうかー、眠いのかー!わたしもだー!」と便乗して2時間ほど寝た。
寝たら頭がスッキリした。
朝、実家にいる父親から「西海楽園が写っている写真を探してくれ」とわたしがLINEしていた件で電話がかかってきた。
父は15年前に母と離婚していて、彼女と暮らしている。
「あんまり昔の写真ばあさくっとのすかんごたっけん、今度おいひとりのときにすっばってん」と言われた。
確かに、わたしが彼女の立場なら、パートナーが元妻が写っているであろう過去の写真を隠れて探しているのを見ると鬼女化するかもしれない。
とっとと燃やしてしまえそんなもの。せめてわたしの見えないところでやってよ、と思うかもしれない。
とはいえ、そんなコソ泥のような真似を父にはさせたくないので、孫にあわせるついでに写真を探させてもらうことになった。
夫から貰った料理本で、簡単なチヂミを作った。
まだまだ改善の余地ありだ。
ゆでたまごと麺つゆで味付けたまごを仕込んだので、仕上がりが楽しみだ。
料理は平和だ。
よほど酷くない限り、料理で人とケンカになることはない。
平和をつくってるかのような気持ちになってきた。
「更新されたブログに、あのこと載ってなかったね」と夫に言われたので、はてと振り返ると、読書会から帰ってきた夫が語っていたやや小難しい話のことがすっぽり抜け落ちていた。
なんか、人生はきっと、よくわからない「幸せ」というゴールに向かうために、よく自己啓発本で見られる「〜になる方法」に溺れるのではなく、平均台でバランスを取りながらその日その日を生きて自分と向き合うなかで幸せを見つけていく、あくまで点の集合体であるべきだと話したことと、
政治と宗教と産業と経済はすべて繋がっている的なことを話したことは覚えていた。
しかしわたしの語彙力ではどうにもまとめられる気がしなかったので書けなかったのだ。
といいつつ今こうして書いているので、文字に起こすのに1日以上かかることも、世の中にはあるんだなと思った。
演劇などのアンケートにもそれに近いものがあって、観た直後では言葉が浮かばず「よかったです」ぐらいしか書けないことが、何時間か置くと次々と感想が湧き出てきて人と語らねば気が済まなくなるというあれだ。
漬け物はつけるだけ美味しいが、食べる前に消えてしまう漬け物もきっとある。
できる限り形に残した方がおもしろいとおもう。
相席食堂を夫と観た。
上島竜兵がかなり残念なことになっていた。
ミスターマリックに次ぐ残念回だ。
ロケは、その人のポテンシャルの高さが大いに関係してくるんだと思った。
ロケのうまいひとになりたい。
どこで発揮されるかわからんけども。
こないだ前川清の旅ズキを観て、絡む人のチョイスや話の持っていき方のスキルの高さに今更感心してしまった。
これまで観た中で傑作だったのは、長州力と村上ショージの回だなぁと話し合った。
一番面白かったのは、ノブのノルディック親父だなという結論に落ち着いた。
【記事を書かせていただいてます】
【日常あれこれ】
なんかこう、春ですね。鳥が窓ガラスに突っ込むような事案がぼちぼち起きています。いま必要なのは、深呼吸して眠ることなのかもしれません。
— chirolpakutiaji (@chirol1660) 2019年3月13日