ガツガツ食べるシーンは名作の匂い
予報を見ると、12時過ぎから雨と出ていた。
来週はけっこう天気が崩れるらしい。
ので、身動きが取れる今で晴れているうちにと、撮影に出かけ、銀行にかけこんだ。
結果、雨は夕方17時頃まで降らなかった。
しかも、ドバーッと降って、ピカッゴロゴロッとなって、シャンとあがった。
夕立のようだった。
天気予報がわるいのではない。
わたしの心の中は、まぁそういうこともあるよねと、天気予報をフォローしたい気持ちでいっぱいだった。
そんなわけで、この日は昼過ぎから家にずっといた。
記事のアイディアを書き留め、子に話しながら考えを進めていくとなんとなくほろほろと固まってきた。
文字で起こしてようやく形になった時に、ヒョォ!っとひとり盛り上がった。
こんなときは、行動に移す前に夫に計画を話して思い切り現実的な意見をもらって気持ちを落ち着かせるに限るのだ。
というわけで、ツイッター越しに夫に早く帰ってきてくれというメッセージを送った。
昨日作ったよだれ鶏を、お義母さんにお披露目する前に夫婦で胃袋の中におさめてしまった。
さすがにあんまりなので、もう一回作るとうまくいった。
これはうまくいくレシピだ、と実感した。
晩御飯には、よだれ鶏の余りに加え、小さいエビマヨとニラ玉を作った。
なんとなく中華なテーブルでまとまった気がするので満足した。
エビマヨは、ピラフに使うような小さな冷凍エビで作ったので、どこかの居酒屋の小鉢メニューのようになった。
ニラ玉を作っているとき、分量は束の半分ということだったのだが、子がギャン泣きを開始してしまい、早く仕上げたくて1束すべてぶち込んだらニラの比率がとんでもないことになってしまった。
卵焼きを作ったフライパンでニラ焼きを作った結果のような卵の残り具合がなんだか切なかった。
夫が帰ってきてモリッと平らげてくれた。
やはり中華料理は豪快に胃におさめてもらってこそナンボだ。
作り手としてもかなり手応えがある。
「ワタシのリョーリ、サイコーアルネ!」と、メンバー1の料理上手なキャラクターになった気分だ。
やっと食いしん坊キャラから卒業できたかのような、変な達成感をおぼえた。
感無量だ。
夫の食事風景とはまったく関係ないが、漫画やアニメでキャラクターがドカ食いをするシーンはとても大好きだ。
千と千尋の神隠しに登場するパパとママ、スレイヤーズのリナ&ガウリイもしくはナーガ、ルパン三世のルパンと次元、トライガンのヴァッシュとリヴィオなどなど、とにかく食べ物を美味そうにガツガツ食べる(もしくは心をむき出しにして食べる)シーンは勝手に名作の匂いを感じている。
あと、らんま1/2に登場する格闘グルメのグルメ・デ・フォアグラなどはややお下劣ながらも食べものが次々と消えていく描きっぷりがすごくいい。
口の周りを汚しながらガツガツ食べるという体験を一度してみたい、と思うが、食材がもったいなくて、丁寧に口に運んでゆっくり味わうことからは逸脱できそうにない。
しかもそれだと、美味しいと感動する暇がないじゃないか。
いつ感動を分かち合うんだ。どーなんだ。
というわけで、はたから見ている方が良かったりするのである。
ガツガツ食いの当事者にはなれないなぁと思いながら、ヤギのごとくゆっくりとご飯を咀嚼する。
【記事を書かせていただいてます】
【日常あれこれ】
3/15 ぼくはいろいろしってるよ猫もでてくるけど、猫の本ではない#読み聞かせ #絵本 #佐世保市立図書館
昨日のツイートの結果がこれです pic.twitter.com/gTZCIThCYM
— chirolpakutiaji (@chirol1660) 2019年3月16日