ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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イオン大塔◯個分ならば理解できる

朝方、寝ぼけながらツイッターを見ていたら、ミニチュアフードの投稿の下に食レポの投稿がくっついていて、全体的に違和感がなかった。

要はミニチュアフードのクオリティが高かったということだ。

 

若干二日酔いな頭を抱えつつ、隣を見やると子がすやすやと眠っている。

そうだった、ここは福岡だった。

 

のっそりと起きてリビングに行くと、夫は床の上で適当なブランケットにくるまって寝ていた。

大きな体が窮屈そうだった。

長時間運転してもらったのにこの扱いはさすがに申し訳なくなった。

 

この日は、わたしが行ったことのないコストコへ行こうと決めていた。

ナビを見ると30分もかからないうちに着くという。

支度を済ませて外に出た。

日差しはあるがまだまだ寒い。

車で移動する道中、生コン工場を見て「コンクリート流れてますねぇ」とか言ったり川の土手を眺めたりした。

 

到着したのはトリアス久山

小売からアパレル、飲食、アミューズメントやらペットパークまでがまるっと入った大型ショッピングモールである。

敷地面積は274,000㎡、建物面積は99,385㎡で、東京ドーム5個分だという。

敷地面積だけでいえば佐世保人的デカい建物の感覚で、イオン大塔の約9個分だ。

とにかく広いのだ。

ちなみにこの敷地内にあるコストコは、売場面積が13,000㎡もある。

会員制ホールセールクラブという名称らしいが、セールの文字がないと相当でかい夜の蝶たちの舞台となる。

それはそれで燃える。

関係ないが、こんど家族で熊本のキャバレー白馬へ行く予定だ。

 

車を停めて顔を出すと、あたり一面車のプール状態だ。

オープンしたばかりにも関わらず、すでに駐車難民もちらほらいる。

コストコの入口には列ができていた。

みなさんなにをそんなに買いに来てるのか。

会員登録手続きを夫に任せ、ベビーカーに乗せた子と店内をきょろきょろと見回す。

大きくて天井が高いガレージの中は、いろんなものがむき出しになっていてカッコいい。

会員登録ブースからフェンスを挟んで向こう側には広大な売り場が広がっているわけだが、すでに箱積み陳列された商品の頭部分が見えてわくわくする。

まるでテーマパークに来たかのようだ。

大型カートに子を乗せてウロウロする。

他のお客さんに道を譲り譲られ、時には強気に出たり弱気になったり、徒歩ではない感覚だ。

アジアの国々の混雑した道路を運転したらこんな感じなんだろうか。

行きたいところにすぐには行けない、ある程度の人の流れを読む力と各売場のレイアウトを把握し経路設計する力が必要になる点が普通の買い物とは違うところだ。

わたしはとにかく、棚の上にそのまま広げられた大型テントや屋外用の遊具などがドカーンと広げられているのが新鮮でたまらなかった。

そりゃあね、できれば広げるのが一番っすよね、なんでも。

広い売り場だからこそできる。

夏に向けてなのか、ファンシーな子ども用大型プールも展示されている。

カートもでかけりゃ台車もでかい。

眼鏡売り場もデカい!

トイレはふつう!

でかい=かわいいの世界だった。

通常なら陳列の際に捨てられる箱がそのまま使われているところも萌えるポイントだ。

いいなぁ、それができることならしたかったよ。

あとは、お客さんのカゴの中身を見るのも好きだった。

下世話な話ではなく、団地の家々の窓を眺めるのと似たような感覚である。

おそらく商売をしている風なひとは、カートをパンやドリンクで山盛りにしていた。

親子三世代で来ていたファミリーのカゴは、食品のほか日用品、おねだりに負けたのかおもちゃが少し。

お道具箱サイズのケースに入ったティラミスは、このあと帰ってからみんなで美味しく食べるんだろう。

素敵な春休みのお出かけだ。

そしてわれわれのカートには、子と、シルバーの皿と、麻辣ピーナッツと、チーズあられのみ。

わりと冷静に買い物をして、500gのチーズあられをむしゃむしゃ食べながらウエストに寄り、大盛りのうどんとそばを食べた。

夫がウエストでざるそばの阿蘇山盛りを注文するのはいつものことだが、わたしは並がほとんどだった。

でかいものへの抵抗がなくなってしまったようだ。

 

帰りの足でアジアへ行った。

エッシャー展に並ぶ人たちを横目に、アジアの作家たちによる常設展と企画展を観た。

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映像作品は面白いけど、何10分もあると展示がむずかしいね、と話しながら、船の墓場のムービーを観ておぉすげぇと思った。

 

次は三菱地所アルティアムへ。

天神ビッグバンとやらでもうすぐなくなると思い込んでたが、まだまだご健在のようだ。

松尾スズキの「30祭」の展示を観る。

演劇の潮流のなかでギラギラ輝く各俳優たちの圧倒的な存在感と、全力疾走感がすさまじかった。

間違いなくこの人にしかできないことをしているんだなぁと思った。

手書きの脚本からは並々ならぬものがにじみ出ていた。

 

こうして一日たっぷりと過ごし、佐世保への帰路の途中にまたうどんを食べて帰った。

うどんに始まりうどんに終わる福岡旅だった。

帰りはわたしが少し運転を代わったが、夫がBGMに平沢進の曲を流してくれたので無事故無違反で気持ちよく走行することができた。

子は2日間を通してとても楽しそうだったので、そこは夫婦揃って安心した。

またお出掛けする計画を立てたいと思った。

 

 

【記事を書かせていただいてます】

PKやまもと | させぼ通信

 

 

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初COSTCO!でっかいものとロットの多い文具ってこんなにときめくのね#costco #コストコ #福岡

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ウエストのうどんやっぱり美味しいよ#ウエスト #うどん #大盛り