ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

MENU

40度越えれば耳から脳みそが出ると言われていた

朝、子を抱きかかえると、首の裏がカッと熱くなっており、わたしはうぉっと小さく叫んだ。

測ってみると体温が38度を超えていた。

この日は朝から子連れでの取材案件が1つあったが、これはまずいとやむなく欠席の連絡を入れる。

 

たぶんこれが、子にとって初めての発熱かもしれない。

注意深くようすを伺うが、いつものように笑いながら元気に動き回っている。

こういうことはよくあることで、食欲がなかったりぐったりとしていない限りは病院に連れて行く必要はないというが、やはり心配だ。

大人に置き換えて考えると、たしかにいちいち病院にかかるまでのことではないのだが。

しかしこんな小さな身体で高い熱なんか出してしまえば、大変なんじゃないな、と思ってしまう。

40度超えたら脳みその溶けるとばい!と、亡くなった父方の祖母が言っていたのを、いまだになんとなく引きずっていることも心配のもとの1つだ。

いやいやそんな、と冷静になって考えればそうだが、容量が小さいと電子レンジですぐ沸騰するなら破裂するならするじゃないか。

当時わたしはそれをさらに飛躍して聞いていて、その溶けた脳は耳から出てしまうから両手でしっかり耳を押さえておかねばならないと思った。

熱にうなされながらも必死に耳をおさえるわたしを見て、母はわたしが悪夢か何かにうなされているのだろうかと思ったらしい。

という話をいつだったか親子でしたような気がする。

 

それはさておき、子だ。

これでもかとこまめに水分補給を取らせて汗を拭き取る。

不機嫌なようすは一切なく、食事の時間には規定の量をペロリと食べ終えてから、離乳食でベトベトの手でわたしの顔や服を容赦なくさわってくる。

その手はやはり熱く、とっくに熱が抜けたはずの離乳食がなまぬるくなっていた。

眠って大人しくなった隙を見て体温を測ったが、さほど変わっていなかった。

タオルに巻いた保冷剤を子の首の裏に差し込み、すぐ隣で作業をした。

 

先日参加した、西海市のワークショップ資料を見ていた。

f:id:PKyamamoto:20190721194854j:image

西海市は、地域おこしや働き方改革など、若手のひとを中心にした動きがめざましい。

特にテクノロジーを使った情報発信やツール作りにも積極的で、佐世保市もかなり見習ってほしいところだ。

最近話題になったのは文字起こしAIの「ばりぐっどくん」で、公開数日でバズってしまいサーバーダウンを起こしてしまった。

全国ニュースバラエティでも取り上げられるなどしたそうで、ここ数年暗い影を落としていた長崎県の明るい話題といっても良いだろうと思う。

そんな活気あふれる同市で「Grow with Google」が開催されるというので足を運んだのだ。

西の地で100人近くのフリーランスやら公務員やら経営者やらが、熱心に学ぶ空間に身をおいていると、なんだか取り残されていないような気がして少しホッとした。気のせいかもしれないが。

 

ちょっといまお世話になっているところの案件で、FBとインスタの専用アカウントを作ることになった。

登録自体はサクサク行けたのだが、慣れない複数アカウントの行き来と投稿で数時間を費やしてしまった。

初めての文明にあわてふためく原始人のような気持ちだった。

ところでいま、「SNS検定」なるものがあるらしい。

冷やかしで受けてみるかと思ったが、点数が低かったら低かったでたぶん落ち込むのでやめておくことにした。

 

その日一日、子の様子をみていたが大きな不調はなさそうで少し安心した。

しかし翌日、熱がまったく下がっておらずオロオロする羽目になってしまったのだった。

 

 

 

【記事を書かせていただきました】

あの赤いゾウさんのスーパー、エレナの「アノ歌」のひみつを探ってみた | させぼ通信

 

三ヶ町の路地裏にある『立ち呑み処&猫雑貨屋 旅と猫と』に、猫好き女子でまったりしてきたよ【毎月22日はニャンニャンデー】 | させぼ通信

 

【一時閉店中】猫にもなれちゃうふしぎなお店、有田町の『工房 FLOWERS』をたずねて | させぼ通信

 

料理との"出会い"が楽しめる、佐世保の穴場スポット♪気まぐれオーナーのこだわりが光る下京町の『ご飯屋ぐーぐー』でランチ | させぼ通信

 

【珍スポット】佐世保の「ゆうれい坂」って知ってる? | させぼ通信

 

 

【日常あれこれ】

f:id:PKyamamoto:20190720221038j:image

お義母さんからいただいた黄色いバッグがお気に入りだ。そのまま中に入ることができそうだ。