親バカ大爆発アイテムに悶える
「デザインあ」展を観たい。
家族みんなで熊本現代美術館へ行こう。
もちろん日帰りで。
というおでかけの予定が前日の夜に決まった。
福岡も熊本も距離的には同じぐらいだからなぁという軽いノリで決めた。
朝9時に出発。久しぶりの遠出に少しソワソワする。
2時間ほどの道のりを高速で移動する。
運転席の夫や後部座席のお義母さんと会話しながら景色を眺めるが、頭が自宅モードから抜け切れずぼんやりする。
道路から望むだだっ広い田んぼの中に建つ、立派な地主の家ばかりを追っていた。
屋根裏部屋があるような形の屋根とか、カーテンの量が途方もなさそうな幅広い掃き出し窓など、これから先絶対に住むことも足を踏み入れることもないであろう家々に、住んでいる人の生活やらを思い浮かべた。
夏休み期間中ということもあり、会場は親子連れでいっぱいだった。
展示品のなかには、アトラクション的な要素を含んだものも多かったので、子どもたちはこぞって夢中になっていた。
そのなかをベビーカーと抱っこを夫と代わる代わるしつつ、子を連れてウロウロする。
うめぼしの気持ち、という展示が最高に可愛かった。
親バカ大爆発アイテムである。
熊本城がスケッチされまくってるのを眺めたり
黙々と紋を描いたりした。
わたしの大好きな「解散!」シリーズは大きいスクリーンと音響で楽しめた。
イチゴの種がうぞうぞ動く様は本当に気持ち悪いのだが、なぜか愛らしささえ感じてしまうから不思議だ。
先日観た放送では、昆虫図鑑のテントウムシから柄だけがウゴウゴと飛び出していた。
やはりひときわクレイジーなコーナーだ。
気持ち悪さの向こうへ飛び越えることができれば、愛らしさの域に達することができるのか。
参考にはしたくないが、とても勉強になる事例だ。
ひととおり展示を観て回ったあと、「途中でやめる」の山下陽光氏の古本市があったので行ってみた。
夫が所有しているものと同じ本が数冊あったので、わー、好みがおんなじだー、と思った。
ベビーカーを使い倒したせいで前輪の駆動がうまくいかず、オロオロと意図しない道を辿りながら熊本市街を歩いた。
上通り下通りアーケードの道の真中で、スポーツのイベントが行われていた。
広すぎる道幅を利用して、でかいトランポリンや剣道、ストラックアウトなどが体験として一般向けに解放されているのである。
これには度肝を抜かれた。
とても佐世保ではお目にかかれない光景だからだ。
とはいえ、こちらのアーケードでも盛大によさこい踊りやパレード、全力で駆け抜ける50m走など行われていたりはするが、なんせ規模感が全然違うのだった。
スポーツに全く関心がないわれわれ家族だが、あまりに皆さんが楽しそうなので「これは良いイベントだね」と思わずコメントが出た。
ステージでは、熊本城おもてなし隊なる武士の格好をしたイケメン男性がトークを繰り広げていた。
地元の劇団員が芸能事務所のかただろうか。
彼ら曰く、熊本の生活用水はすべて地下水なのだという。
「ダムいらんのか!すげぇ!」と、ステージを通り過ぎつつみんなで驚いた。
熊本に着いてからすぐ、涼みに立ち寄ったGAPで可愛い服を発見したお義母さんがまた寄ろうと話していたが、すっかり忘れてそのまま帰ってしまった。
帰りの高速道路で、「疲れた夫に代わり運転をする頼りがいのある妻」というシチュエーションを期待していたわたしは、到着間近のエリアでようやく交代を依頼され、「もっと早く代わってくれよ」と謎の不満をぶつけていた。
さすがの夫も「そんなぁ」と言っていた。
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【日常あれこれ】
玄関へ向かって猛スピードでハイハイしていたものの、フローリングの冷たさに思わず身体を沈めて休憩する子。
このあとわたしの方を見てエヘと笑う。
ボディコン除霊師のアニメを観ている。
— chirolpakutiaji (@chirol1660) 2019年8月8日