トイレにペンを置かねばならぬ、9月
カレンダーをトイレの壁に貼っている。ペンを適当にトイレットペーパーホルダーの上に置いて、各自でスケジュールを書いていたのだが、いつのまにかペンが行方不明になってしまい、しばらく誰も書き込みをしていなかった。
なので色々と予定が入っていたにも関わらず、カレンダーは空白が多い。
いまのところ、自分の頭でスケジュール管理をしているが、いつかスポッと抜けそうで怖い。
これまでも、当日になって予定が判明し、「カレンダーにあらかじめ書いておけばこんなことには」という事態に何度か陥っている。
しかし、ペンが見当たらないことは書きようがないので、ある種諦めてしまうのだ。
トイレにいる以上、先に用を足さねばならないので、予定を書き込むということは後回しになる。
それに加えてペンがないとすると、「まぁ後でね」となってしまうのである。
そんなわけで、9月のカレンダーはまっさらである。
夫が仕事の勤務表関係でわたしに連絡をしてきたとき、少なくとも3つは予定が入っていることを伝えた気がする。
書かねばならんのだ、予定を。
どこからか調達せねばならんのだ、ペンを。
そもそも、可動の多いトイレットペーパーホルダーの上にペンを置くということがおかしいのだ。
しかし、便座に座って手が届く範囲で、と考えると一番良いのはそこしかないのだ。
では、ペンを置いてもなくならない場所を、改めて探さねばならない。
そんなことを考えているうちに、もう9月になる。
夫が淹れてくれたコーヒーが美味しくて、コップ2-3杯飲んだところその晩ほとんど眠れなくなった。
頭がぱっきりと冴えており、横たわっているのが勿体ないレベルだったので、起きてPCに向かって作業をした。
結局朝4時ぐらいから日が昇るまで作業をしていて、夫に体調を心配されたがコーヒーを飲みすぎた旨を伝えると「子どもか」と言われた。
たしかに、コーヒーの飲み過ぎで眠れないなんて大人ではあまり聞かない。
エナジードリンクの飲み過ぎなら理解されそうなものだが。
この場合、「子どもか」は適用されるのだろうか。
普通に「飲み過ぎだ」と心配されるだけなんだろうか。
なんにせよ、結局10時ごろに猛烈な眠気が襲ってきて、子をその気にさせつつ一緒に寝た。
猫も一緒に加わって2人と1匹でソファの上で丸くなった。
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【日常あれこれ】
わたしの母が主催する「それぞれの猫たち」、9/4-9/9まで佐世保市博物館島瀬美術センターにて開催です。
全員猫好きってわけではない11名のアーティストたちが、猫をモチーフにした作品づくりに挑みます。
猫という造形に対する挑戦の意味も込められた展示なんだろうと思います。
ぜひに。