佐世保に7区ができるようだ
妹1と母と、新しくオープンしたタピオカドリンク店に行ったのだが、タピオカが無味だった。
ブームになる以前からタピオカにハマっている妹は、最近増え続けるタピオカ商品をあれこれ試し、ランク付けをするようになった。
「本場台湾の味って言ってたのに…」と、妹1は日本語と台湾語で書かれたメニューをヒラヒラさせながらガッカリした口調で言う。
わたしも同意しかけたが、よくよく考えると本場台湾の味なんて知るわけもない。
われわれが「美味しい」と思っているのはあくまでその店独自の味なのだ。
また、甘くてコクがあり、モチモチした黒タピオカがスタンダードのように扱われているが、日本人好みの味だからではないのか。
なので、本場台湾の味に期待するということは間違いなのである。
とにかく、そのタピオカドリンクのタピオカは、ミルクティーとのあいだに薄い水の膜をたたえており、みずみずしくて、無味だった。
「これが私よ」と言わんばかりの、媚びない、堂々としたたたずまいだった。
何物にも染まらない高貴なるタピオカ。
妹1は、すっかり氷も溶けてカップ半分ほど残ったドリンクを片手に「店員さんもカタコトだったのに…」と呟いた。
わたしは、「わたしたちは台湾の味を知らないから」とひたすら彼女に言い聞かせた。
佐世保の「万津6区」に引き続き、「島地7区」ができるのだという。
建物はちょっと登ったところにあるなかなか味のある風情で、路地裏には相当古くから経っているであろう民家が点在し、夫と野良猫のように何度か散策したことがある。
どんなテナントさんが入って、どんな雰囲気になっていくのだろうか。
新しい風を起こす良い取り組みだなあと思った。
そんなわたしの頭は、特に新しい風が吹くこともなくぼんやりとしている。
最近ワッと沸いた出来事といえば、子が歩いたことだ。
手放しで1歩、2歩、3歩…身体ごとこちらに突進してくるさまは可愛すぎてこちらも四肢を投げ出して受け止めたくなる。
叔父から贈られた靴を履いて外を出歩くのももうすぐだ。
行動範囲も抜群に広がって、目が離せない状態がさらに続く。
そんなときやはり、協力してくれるお義母さんや夫の存在はありがたい。
遠方から遊びにやってくる実母や妹1の存在も、子にとっても新しい刺激と気分転換の1つだ。
こうしてくるくると、子どもの感情や興味の対象などはうまく循環させていくべきなのだろう。
どうしても常に1対1だと、悪循環になってしまう瞬間がある。
子育ては1人だけで行うことはやはりわたしには難しいし、周囲の存在がやはり必要なのだった。
夫の筋肉の成長具合が著しい。
あぐらをかいた姿が範馬刃牙のようになっていたのでさすがにツッコんだのだが、いったいどこでそんな筋肉を養ってきたというのだ。
仕事の内容までいちいち確認しないので、夫の身体に一体どれだけの負荷がかかっているのかは知らないが、「寝ている間に痩せている!」的な、夜中の通販番組にでてくるひとみたいなことになっていることだけは確かだ。多分違うのだが。
いま、夫は、筋肉隆々な身体でスマホ版マリオカートに興じている。
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【日常あれこれ】
免罪符はあるけど領収書はないわが家。
— chirolpakutiaji (@chirol1660) 2019年9月26日