ポニーの脊髄に電池
お義母さんがリサイクルショップで買ってきてくれたポニーの木馬(もこもこしている)の脊髄に電池ケースが入っているのを発見したのは、およそ数ヶ月経ったあとだった。
部屋にあった電池を入れ、両耳に内蔵されているスイッチを押すと「You are my best friend!」やお出掛けするには良い日だね、みたいなことを言いながらパカパカと駆けて行く音声が流れる。
しかも同時に口がパカパカ動くのだ。これには驚いた。
6ドルで買ったわりには高パフォーマンスだと、家族みんなで驚いた。
子も、はじめは慣れない乗馬体験に戸惑っていたが、音楽を流し続けると次第にリズムを身体で刻むようになってきた。
リズムを身体で刻むというアクションにまずは感動してしまうのだが、その先に「ひょっとしてうちの子は音楽の才能が」なんて思ってしまうところは親バカのなせる技なのだろう。
その思考の中には、わたしたちがリズムに乗っているからそれを真似しているだけだとかそのような考えは一切起きないのだ。不思議なものである。
すっかりポニーを気に入った子は、音楽を連続で鳴らしながら気がすむまで乗り続けた。
気がつくと自分で降りてその辺のピアノを弾いて遊んでいた。
すっかりわたしは感動してしまった。
気がつけばもう1歳である。
股が裂けてから1年、数時間必死にベッドカバーの花柄の花びらを1枚1枚数えて過ごしたあの日から1年、母と夫とのチームプレー感を強く感じたあの日から1年だ。とても感慨深いものがある。
1歳の誕生日は色々と催しも多いと聞く。
このブログを書きながら、いまだに何も準備していないことにハッとしているわけだが、なんとか間に合わせようと思う。
台風やらで雨が続きやっと落ち着いたタイミングで妹1と食事に行く約束をしていたのだが、なんと子が熱を出してしまった。
これで2度目のスケジュール変更となってしまったため、妹1には申し訳ないことをしたが子が心配だった。
多少食欲がなく動きが緩慢なところを除けば、普段通りに笑ってはしゃぐ元気さを見せてくれたので、とりあえず自宅で様子見することにした。
最近ハマっているアニメは「おさるのジョージ」だ。
猿ってどうなのよと思っていたが、見始めるとストーリーのシュールな面白さとジョージの愛らしさにわたしがすっかり虜になってしまった。
ジョージはアニメの猿だけどもおしゃべりをしない。
その代わり知能が高く、名探偵さながらにさまざまな問題を自己流で解決していく。
各地を飛び回る学者(?)の男性と旅をしていてホテル住まい。
都会暮らしの猿なのだ。
とても表情が豊かで、赤ちゃんの愛らしさとも似た魅力が詰め込まれていて見ていて飽きない。
ナレーションの女性の声もすごく良い。
気取らず伸びやかで、程よく個性的でとても耳に残る。
ああいう喋り方になりたいと思うほどだ。
そんなわたしが夢中になっているジョージに子もややハマってくれたようで、オープニング曲では毎回わたしとともにリズムに乗って踊るようになった。
なんとも平和な時間である。
これはなにかと使えるぞと思い、アニメに見ハマる子を放置して家事をしていたところ、いつのまにか「孤独のグルメ」に番組を変えられていた。
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