マインドフルネスYouTuber住職
お世話になっている媒体「テマヒマ」の主催で行っている手間子屋ワークショップへ、スタッフとしてお邪魔した。
場所は上柚木町にある西光寺だ。
前回、ボイトレ講座でお邪魔して以来だなぁと思っていたら1年近く経っていたのでヒィッとおののいてしまった。
▲前回のボイトレ講座のときのブログです。里見住職は歌がうますぎてやばい
内容は「マインドフルネス瞑想ワークショップ」。
瞑想と聞くと、とても高尚なことのように感じるが、ここで学ぶのは至って実践的なことだ。
瞑想をすることで得られるメリットや心構えなどをわかりやすくフランクに教えてもらったので、敷居がグンと下がったように思う。
実践では、まずは3分間、のちに10分間の瞑想チャレンジ。
とにかくあれこれ考えずに、自分の呼吸にのみ意識を向けてやってみようというやつだ。あえて呼吸を深くしようとか、肩の力を抜いてリラックスしようとか考えてはいけない。
「いま鼻から息吸ってるけど冷たいなぁー、出すとき温かいなぁー」といった具合で、今自分に起こっているありのままの現象を俯瞰で観察し受け入れるのだ(あくまでわたしの感覚です)。
わたしのお腹には今7ヶ月の子どもがいるため、瞑想中はずっと胎動でボコボコしていたのだが、それでもひたすら呼吸のことをとらえ続けていると色々と面白い現象が起きた。
まず、置いた手の位置がわからなくなり、首から下全体がくっついて1つになっている感覚がした。ふわふわした粘土にボワッとくるまれたような感じだ。
この感覚は経験があって、サウナで熱いのをずっと我慢し続けた結果不快感がなくなった瞬間と、射撃で的を狙って撃っているときに調子が良すぎる状態、いわゆるゾーンに入った瞬間というやつだ(関係ないが、最近テニプリのアニメで「手塚ゾーン」が恐竜たちを滅ぼすシーンを観た)。
サウナの方はよくわからないが、射撃に関しては身体にすり込ませた一連の動き(弾、空気の充填、銃の構え、脱力、引き金を引く、フォロースルー)が無意識に近い形で出来るようになる状態で、満点が連続で出る。もちろん継続させるコツは、その点数を見ないもしくは見たとしても執着せずに意識を流す。まさに瞑想のそれと似たような感覚なのかもしれない。
なので一瞬でも集中が途切れると綻びが出て、バリバリと崩れてしまう。
今回の瞑想の場合は、危うく腸内のガスが漏れそうになりキュッと力を入れた瞬間、一体化していた身体のパーツが個々に戻った。うん、仕方がない。だってそればかりは大恥だもの。
そしてまた別々になった身体のパーツをじわじわとくっつけていく。
住職が講座内で「泥水を放っておいて、じわじわと分離していくのを辛抱強く待つ感じ」と言っていたが、まさしくそうだなとおもった。
10分間はあっという間に終わった。とても短かかった。
マインドフルネス瞑想、スピリチュアルなものだとばかり思ってたがこれは半分スポーツみたいなものだ。運動音痴のわたしでも大丈夫、かなり楽しいじゃないか。できる限り続けてみよう。子が寝てるときにでも。
ちなみに住職、ボイストレーナーでありYouTuberでもある。
こんなにたくさん歌えて喋れてうらやましいなぁとおもう。
▲里見住職のYouTubeチャンネル。
【日々あれこれ】