ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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またたくまに34週

わたしがウケ狙いでやる変顔を、子が習得している。

なんて素直なやつめとちょっと良い気分になってホクホクしていたが、そのバリエーションをしばらく観察していると色々と思い当たる表情が出てきてドキッとしてしまった。

おそらくわたしが考え事やネットサーフィンに没頭して魂が抜けているとき、眼鏡をはずして裸眼で目を細めるとき、美味いものを食べて感動しているときなど、絶妙な表情を真似るようになってきたのだ。

本格的に親に似るとはこういうことから始まるのか。いつの日か、わたしが子から隠れておやつを食べていたりやたらと言い訳を並べながら昼寝したりといった愚行も真似るようになるんだろうか。しかしながら、わたし自身は両親のそのような面を見て自堕落な性格になったわけではない(どちらかというと両親は勤勉なほうだ)ので、きっとこれは血によるものだ。そう考えると少し気が楽になった。

 

ここのところ新型コロナウイルス関連ですっかり気持ちが参ってしまい、長々とブログをしたためる気持ちが根こそぎなくなってしまっていた。

しかし、なにかしら記録をしておかないとなんだかもったいない気もしたし、別に長々と書く必要はないじゃないかとも思ったので(いつのまにかマイルールに縛られていたようだ)、気楽に勤めることにした。

ここ数日は、行楽シーズンが両手を広げてやってきたばりの快晴が続く。しかし「感染者」「死者」という文字を毎日のように見てしまうので、なんだかホラーだかサイコ映画だかの不気味な演出のようにも感じる。しかし気持ちが良いのだ、春なのだ。

 

妊娠アプリからの通知が来たのでなんだろうと見てみると、34週に入ったとのことだった。思い出したようにカレンダーを見る。あと1ヶ月と少ししかないのか。早かった。

子1とは違い、子2に関しては母子手帳や日記などこまめな記録がほとんどない。愛情は平等だと自信を持って言えるが、彼らに示す証拠がない状態だ。

その代わりといってはなんだが、子1のときにはやらなかった「おむつアート写真」などで補填していこうか。いや、それはそれで新たな争いの火種を生みそうだ。どうしたものか。

子どもは、わずかな違いを見つけるのが大の得意である。外見や周囲からの待遇など、わたしも悩んでいたことも多かった。もらったおもちゃの色が赤だったかピンクだったかのどうでもいいレベルで悩むのだ。お出かけしていて道を歩くとき、家族の誰がどの色のタイルを多く踏んでいたかなんてことも議論の対象になるのだ。

そんなことを考えながら2冊の母子手帳を見た。柄がいわさきちひろくまのプーさんだ。この時点ですでに子どもたちからツッコまれる要素はあったようだ。