ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターのヤマモトチヒロです。生活のこととか仕事のこととか書いていきます。主に佐世保のことです。

40度越えれば耳から脳みそが出ると言われていた

朝、子を抱きかかえると、首の裏がカッと熱くなっており、わたしはうぉっと小さく叫んだ。

測ってみると体温が38度を超えていた。

この日は朝から子連れでの取材案件が1つあったが、これはまずいとやむなく欠席の連絡を入れる。

 

たぶんこれが、子にとって初めての発熱かもしれない。

注意深くようすを伺うが、いつものように笑いながら元気に動き回っている。

こういうことはよくあることで、食欲がなかったりぐったりとしていない限りは病院に連れて行く必要はないというが、やはり心配だ。

大人に置き換えて考えると、たしかにいちいち病院にかかるまでのことではないのだが。

しかしこんな小さな身体で高い熱なんか出してしまえば、大変なんじゃないな、と思ってしまう。

40度超えたら脳みその溶けるとばい!と、亡くなった父方の祖母が言っていたのを、いまだになんとなく引きずっていることも心配のもとの1つだ。

いやいやそんな、と冷静になって考えればそうだが、容量が小さいと電子レンジですぐ沸騰するなら破裂するならするじゃないか。

当時わたしはそれをさらに飛躍して聞いていて、その溶けた脳は耳から出てしまうから両手でしっかり耳を押さえておかねばならないと思った。

熱にうなされながらも必死に耳をおさえるわたしを見て、母はわたしが悪夢か何かにうなされているのだろうかと思ったらしい。

という話をいつだったか親子でしたような気がする。

 

それはさておき、子だ。

これでもかとこまめに水分補給を取らせて汗を拭き取る。

不機嫌なようすは一切なく、食事の時間には規定の量をペロリと食べ終えてから、離乳食でベトベトの手でわたしの顔や服を容赦なくさわってくる。

その手はやはり熱く、とっくに熱が抜けたはずの離乳食がなまぬるくなっていた。

眠って大人しくなった隙を見て体温を測ったが、さほど変わっていなかった。

タオルに巻いた保冷剤を子の首の裏に差し込み、すぐ隣で作業をした。

 

先日参加した、西海市のワークショップ資料を見ていた。

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西海市は、地域おこしや働き方改革など、若手のひとを中心にした動きがめざましい。

特にテクノロジーを使った情報発信やツール作りにも積極的で、佐世保市もかなり見習ってほしいところだ。

最近話題になったのは文字起こしAIの「ばりぐっどくん」で、公開数日でバズってしまいサーバーダウンを起こしてしまった。

全国ニュースバラエティでも取り上げられるなどしたそうで、ここ数年暗い影を落としていた長崎県の明るい話題といっても良いだろうと思う。

そんな活気あふれる同市で「Grow with Google」が開催されるというので足を運んだのだ。

西の地で100人近くのフリーランスやら公務員やら経営者やらが、熱心に学ぶ空間に身をおいていると、なんだか取り残されていないような気がして少しホッとした。気のせいかもしれないが。

 

ちょっといまお世話になっているところの案件で、FBとインスタの専用アカウントを作ることになった。

登録自体はサクサク行けたのだが、慣れない複数アカウントの行き来と投稿で数時間を費やしてしまった。

初めての文明にあわてふためく原始人のような気持ちだった。

ところでいま、「SNS検定」なるものがあるらしい。

冷やかしで受けてみるかと思ったが、点数が低かったら低かったでたぶん落ち込むのでやめておくことにした。

 

その日一日、子の様子をみていたが大きな不調はなさそうで少し安心した。

しかし翌日、熱がまったく下がっておらずオロオロする羽目になってしまったのだった。

 

 

 

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【日常あれこれ】

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お義母さんからいただいた黄色いバッグがお気に入りだ。そのまま中に入ることができそうだ。

子をスポーツ界から遠ざけようとする節がある

連休最終日。夫が職場の人たちを招いて庭でバーベキューをするという。

開始時間を尋ねると、午前11時。

この日の天気は快晴もいいところで、梅雨の合間の真夏日だった。

気温が30度近くまで上がるという天気予報を頭の中で反芻しながら、炎天下に躍り出る夫を見守った。

彼はお義母さんに火のつけ方をレクチャーしていた。ほんとうにアメリカ人みたいだ。

 

ゲストの方々が賑やかに到着した。

5歳と6歳の、来年小学校に上がる男の子連れだった。

みんな20代前半で、かなり久しぶりに感じる若さの波動に枯れかけのわたしはシビビときた。

さっそく冷やしていたビールを取り出し、乾杯を始める。

炎天下で飲むビールは美味いし、尿となることなく汗として排出される。

トイレいらずだが、とても不健康だとおもう。

夫がわらじのような肉を手際よく網の上で焼いていく。

いつのまにかカットされた肉はそれぞれの紙皿の上に置かれる。

わたしもなにか作業をしたいと思い、初めて抱っこ紐を使ったおんぶにチャレンジしてみたが、やはり顔が見えないのが不安で早々に諦めた。

「かわいい、赤ちゃんかわいい!」男の子たちが子のまわりに集まってきた。

年子だが、まるで双子のように見える。

わたしから見れば彼ら3人は同じ子どもだが、やはり赤ちゃんと子どもという線引きはなされているらしい。

「きみたちも5年前はこうだったんだよ」と言うと、そうだっけといったふうに首をかしげる

彼らには子と近い年の妹がいるのだが、今回は家族に預けてきたということだ。

「子ちゃんは、ぼくたちの妹と同じくらい好き!」と、なんの臆面もなく感情をぶつけてきてくれる。

感情のグラデーションがまだ荒い年齢ではあるが、太陽光線並みのストレートさに思わず圧倒されてしまった。

彼らは哺乳瓶でミルクを飲むわが子を見て「すげー!飲んでる!」と目を輝かせていた。

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母から作ってもらった帽子が大活躍だった。長時間は外に出せないので、室内と行き来しつつ肉をつまんだ。

バーベキューの肉はどうしてこうも美味いのか。毎日これでいい。

 

夫は「暑い、熱い」と言いながら外で肉を焼き続け、キッチンで中華鍋を振り回し焼きそばを作るマシンと化していた。

いったいなにが彼をそこまで動かすのだろうか。

奉仕の精神なのか、意地なのかプライドか。

ひょっとするとこの炎天下の中で一番アツイのは彼なのかもしれない。

 

若者たちは室内で涼むことなく、外を満喫し、冷蔵庫いっぱいのビールを空にした。

とても清々しかった。

そして持参していたボールとミットを取り出しキャッチボールを始めた。

そしてほどなくして、エアストラックアウトを始めた。「いまから◯番当てます」とかいうやつである。えぼしスポーツの里のイベントチラシでよく見るやつである。

 

これはわたしがこの家にお世話になってから初めて目にする、スポーツの光景だった。

わたし含めだが、この家の人間はみんなスポーツに興味がない。

この家のバーベキューといえば、トークがメインで、ギターを弾いたりKPOPにあわせてダンスを踊ったり人狼ゲームでヒリヒリとした時間を過ごしたりする。めちゃイケ加藤浩次のような乱闘もあった。

 

野球について思い出してみる。

父方の祖母が大の野球好きで、毎週日曜に訪れていた時は必ずといっていいほどテレビ中継を流してテレビの前にかじりついていた。

巨人、巨人!としわがれた声で声援を送っていた。

その時間帯が夕方のお風呂上がりだったので、今でも野球の応援を聴くと、風呂上がりでホームランバーを食べていた当時の思い出がよみがえってくる。

その程度なわたしに対して夫は知識だけは備えているのだが、観戦やプレーには至らないようすだ。

それどころかわれわれ夫婦は、子をそうしたスポーツ界から遠ざけようとしている節さえある。

 

話が逸れたが、20代のゲストたちは高校生の頃はガッツリとスポーツで汗を流し、今もバッティングセンターに通っているという現役っぷりだ。

ボールが壁を打ちつける重く乾いた音が、わが家の庭で鳴り続けていた。

 

男の子たちはつねにフルスロットルで、水の掛けあいやバッタ採集に明け暮れていた。

あいまあいまに子を愛でにやってきては、外へ飛び出していく。

子どもの無尽蔵の体力をありありと見せつけられた。

子が彼らの年になる頃わたしの年齢は、とシミュレーションしようとしたけれど、本能に「辛くなるから黙って肉を食え」と言われたのでそれに従った。

 

その後、満腹になったゲストたちを部屋に招き、マリオパーティーで22時近くまで盛り上がった。

夫は、この時間に出したバナナスムージーを料理の締めくくりとした。

結局何品つくったことになるのだろう。

ここまでがバーベキューだとすると、今回の記録は10時間近くだ。

バーベキューもある意味でスポーツなのかもしれないと、半裸で顔を真っ赤にしながら眠りこける夫を見ながらおもった。

 

 

 

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【日常あれこれ】

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子が撮影。シーリングライトがぽっかりと浮いた月のようにみえる。

三国志は魏呉蜀の関係から教えてほしい

梅雨ってまだ明けてないんだっけと思いつつ、もう少し雨が降った方がいいんじゃないかなぁと少し心配になったりもしている。

子を夫に預けて、アルカスSASEBO主催のフィールドワークにお手伝いとして参加してきた。

同館20周年の節目に、佐世保をテーマにしたお芝居を作ろうというもので、

佐世保出身の演出家さんが参加者とともに各地をまわって取材をするというものだった。

詳細は割愛するが、訪れた取材先は佐世保を古くから支え見守ってきた企業や、古さを守りつつ新しさを取り入れ成長していく町などで、どれも話の深みがすさまじい。

とても設定された時間では収まりきれない取材のボリュームとなっていた。

強く降る雨が、取材対象者との空間をより濃いものにし、「これまで色々あった」という歴史の重みがドスドスと身体に打ち込まれていくような感覚がした。

「表面的なものをなぞるだけではなく、佐世保の多層的な魅力をお芝居に取り入れていきたい」と言っていた演出家さんの言葉が印象的だった。

2020年の本番に向けてのお芝居づくりがとても楽しみだ。

 

かなり久しぶりに外出をした気がする。

子の行動範囲が広がったことと、雨の天候もあいまってすっかりわたしは出不精になっていた。

なまりになまりまくった身体は6時間程度の外出ですっかりくたびれてしまった。

長時間立ってうろうろするのがかなり久しぶりだった。

久しぶりの重力に、筋肉のあちこちがザワザワしていた。

自分でも気がつかないうちに、ちょっとずつ人間から遠ざかっている。

 

自分が関わっている8月のイベントのチラシとポスターを、夫の友人の店に届けに行った。

子は寝起きで機嫌が悪く、お店のママに再び号泣をかましてしまった。

乗り越えたと思っていた人見知りだったが、やはりムラがあるようだ。

 

家に着き、イベントの進み具合を整理する。

わたしはマルチタスクというか、この手のことが本当に苦手だ。

ゲームも2Dで横スクロールするだけのものが好きだし、苦手なジャンルはシミュレーションRPGだ。

人が多く登場する群像劇も途中で頭がこんがらがるし、三国志は魏呉蜀の関係を夫に話してもらうところから毎回始まる。

自分の不得意と向き合いながら、ガッタガタなエクセル表をつくっていた。

 

 

 

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【日常あれこれ】

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ヤマザキ春のパン祭り

五島うどんとミートソースで給食のスパゲティになる

ここのところ、パソコンの不具合がすさまじい。

電源を入れると反応はあるのだが、完全に起動するまでに再起動を繰り返したり、途中でフリーズしたりする。

日頃ずさんな使いかたをしていたしわ寄せがここできてしまったかと、自分の行動を悔いても仕方がない。

しかし、一応フリーライターで身を立てたいと思っている以上、パソコンが使えないのは致命的である。

直そうにも専門知識がないためどうすることもできず、かといって専門店に持って行くには億劫だ。

そこで、パソコンをする気がないふりをして、「たまたま偶然起動したー、やったー!まぁ別に使えなくてもよかったんだけどねー、ふふふー」という方向に持ち込もうと考えた。

「さっさと起動してくれ」というわたしの念が、ひょっとするとパソコンにとってプレッシャーになっているかもしれないからだ。

などとブログをスマホで打っているあいだに無事に起動してくれた。

そんなとっても気まぐれなパソコンが仕事の相棒なのである。

 

子が9ヶ月を迎えた。

成長カレンダーの項目はなんとかクリアしていたので、あとは私がきちんと三食離乳食を作れば良いだけだ。

この離乳食三食というのがまたくせ者で、マニュアルにあるようにバランスの良いメニューをずらりと毎食準備するというのがどうにも難しい。

やろうと思えばやれるのだろうが、それには自分専用のキッチンが欲しい。

なので今のところは、市販のものと自分で作ったものと半々ぐらいになっている。

「ひらめのクリームリゾット」「夏野菜のラタトゥイユ」など、レストラン顔負けのメニューが、離乳食売り場にはずらりと並んでいる。

これは大人ですら食べるのが難しいぞ。

ちなみに、私の昨日の昼ご飯は五島うどんだ。

「ミートソースにも合います」って書いてあったからその通りにしたが、どう考えても給食のスパゲティと同じになってしまったやつだ。

 

まぁまぁでも、離乳食ね。名前は一見豪華だけど、どうせ赤ちゃん用でしょといって侮れない。

最低限の味付けのなかにも深みがあって、私が適当に火を通してミキサーにかけた離乳食なんかより断然食べられるのだ。

わたしはつい、子に与えるときに味見をしてしまう。

その様子を見て察したか、やはり市販のほうが食いつきがいい。

笑顔で手をブンブンと振り、「美味い」という意思表示をするほどである。

子どもはとても反応がわかりやすい。

しかし今のところ、わたしのだろうが市販のだろうが、不味そうに押し返すことはないので、好き嫌いはまだないようだ。

あんこやチョコミント程度でヒィヒィ言っているわたしは、子の爪の垢を煎じて飲むべきだと思う。

 

記事を書くのに集中しすぎて、寝室の窓を開け放っていたのをすっかり忘れていた。

予報どおりの大雨が振り込み、ちょっとした惨事になってしまったことに気がついたのは、夫が夜に帰宅してからだった。

なぜ気がつかなかったんだろう、と朝方のわたしを恨んだ。

自然現象に対して、家の中はかくも脆いという教訓を得たところで、大人しくバスタオルを数枚持ち込み、水分の吸収に努めた。

その後、夫と子が寝てしまったので、やりかけの記事を仕上げた。

寝室に戻ると、夫が政見放送のハイライトを見ていた。

政治の話を夫から聴き、半分眠りながら返事をしたら早々にバレてしまい、そのまま寝ることを促された。

大人になると「もう寝なさい」と言われることはほぼなくなる。

ちょっとだけ童心にかえった気がした。

 

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【日常あれこれ】

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くっついてもらえるうちが華だと、つねに自分に言い聞かせております。

チョコミント疲れを認めざるを得ない

子の昼寝は、わりと決まって10:00-11:00と15:00-17:00の2回に行われる。

人間の行動に“決まって”というものはなかなか存在しないはずだが、子がなかなか起きないときなどはつい心配になる。

わたしだって気まぐれで昼近くまで寝ていたりさっさと早い時間に寝てしまったりということがあるしそれを自分では許してしまっているというのに、子どものことになるとまた別の感覚のようである。

そんなわけで、子はたっぷり2-3時間ずつの昼寝をした。

わが家には昼寝用布団というものがない。

ブランケット程度は用意しているのだが、敷布団となると場所を取るのが面倒なうえ、子が必ずと言っていいほど外へゴロゴロとはみ出てしまうのだ。

なので子ども用プレイマットの上で寝かせているのだが、横向きないしうつ伏せが好きなので身体中にマットの跡が残る。

起きた瞬間は寝汗で濡れた髪と魚の鱗のようにへばりついたマットの跡のせいで、半魚人さながらだ。

部屋の湿気をすべて吸い込んでくれたかのような滴り具合だ。

なんだか申し訳なくなってタオルで拭いた。

 

いつも食事などでお邪魔させてもらっているお義母さんの部屋が模様替え状態で、テーブルなどが一時取っ払われていた。

子の背丈にあうテーブルを友人から買ってきてくれたらしい。

それを午前中かけて白くペンキ塗りをし、乾かしている最中なのだという。

とりあえず地べたに座る形でお昼ご飯を食べることになった。

「モンゴリアンスタイルね!」とお義母さんは言い、可愛い柄のランチョンマットを床に敷きはじめた。

まさにゲルの内部の写真で見たやつだ。

いただいた料理も、鶏肉のサンドイッチとピラフで異国情緒ばっちりだ。

とても美味しかった。

勢いづいて、片膝を立てて手で食べたい気持ちに駆られたがさすがに子の前ではダメだろうと自分を制した。

 

夜、ペンキが乾いたテーブルがお目見えとなり、さっそく子はつかまり立ちの道具として存分に活用していた。

オーバル型で長さ160cmほどあったので、上にのってしまえばもはやランウェイだ。

乾いているとはいえ、ペンキ塗りたてのテーブルはやや湿気を帯びており、

同じく湿気を帯びた子の手のひらと呼応するかのようにキュッキュと音を鳴らす。

わたしの苦手な部類の音だ。

子はそれに気がついたのか、わたしの反応を見ながら手のひらをテーブルに押し付け、ギュイギュイと音を鳴らした。

わたしが勘弁してくれ、という感じで唸ったり顔をしかめたりするのがとても面白いようだ。

だんだんとイヂワルすることを覚えてきたらしい。

ついにそれにも飽きてしまった子は、両手を振り上げてテーブルを太鼓かわりに叩いて遊んでいた。

演奏のフィナーレのように、両手を真上に突き上げていた。

その腕はとってもムチムチしていた。

 

夫が帰宅してから、彼に打ち明けねばならないことがあった。

チョコミントに飽きてしまったのである。

先日、再び彼からチョコミント新商品をプレゼントされたのだが、記念撮影すらも忘れてしまっていた。

さらに「冷蔵庫のものを減らさねば」と扉を開き、しぶしぶ出したチョコミントパフェアイスを1口2口食べたところで、スプーンを差したまま冷凍庫に入れてしまった。

それはもはや、チョコミントファンとはいえない行動だった。

わたしのこれまでのチョコミントとの向き合い方を見続けてくれていた夫には、このことはキチンと報告せねばならない。

「ちょっと重大な話があるんだけどさ」という話の切り出し方で本題を進めていったのだが、あとから聞くと「2人目ができたのかと思ってちょっとドキッとした」ということだった。

しかしわたしにとってはそれぐらい死活問題だったのである。

あれだけ公言しておきながら、今さら「飽きた」とどの口が言えようか。

近年のチョコミント供給過多はたしかに異常とも言えるが、それに負けてしまうだけの情熱だったのかと考えるだけで、なにやら情けなくなる。

「いや、これはやっぱり飽きたというより、距離を置こうよっていう段階かしらね!」と夫に言うと、

「それを言ったカップルは大体別れるよね」と返ってきた。

ぐうの音も出ない。

本当に好きなものって一体なんだろうとふと立ち止まって考えてみたくなった。

 

いまのわたしは猛烈に、しろくまくんとローストビーフが食べたくてしょうがない身体になってしまっていたのだった。

 

 

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【日常あれこれ】

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よだれ防止ジップロックに入れたまま撮った写真はとっても情感あふれるフィルターがかかったよう。

俺らの未来は共通テーマ

イベントに行ってきた。

このイベントは夫が関わっていたもので、「WIRED」日本版の元編集長と「ライフさせぼ」編集長との対談である。

テクノロジーの視点を通じ、地方の生活について考えるというものだった。

かつての職場の上司で、物を書くことの楽しさと厳しさを教えてくれた人物が登壇するということで、この機会を逃したくなく、無理を承知で子連れで挑んだ。しかし案の定、開始30分も経たぬうちにぐずられてしまい退室してしまった。

その後は会場である鯨瀬ターミナルをウロウロしたり、授乳室で子のオムツ替えやら水分補給やらをしたり、車で涼んだりと時間を持て余しまくった。

Kindleを持ってくるべきだったと後悔した。

ターミナル2階の外通路からあたりを見渡すと、させぼ五番街やみなとターミナルが一望できる。

みなとターミナルの2階には芝生の広場が設置されていて、よくダンスの練習や撮影に使われていたり、ときにカップルの青姦現場にもなっていたりする。

今回は高校生とおぼしき女子たちがダンスに打ち込んでいた。

ターミナルの裏手側では、若い男性が数人集まりサイファーを行なっていた。

遠くからではあるが、一生懸命にラップを披露している声が聴こえてくる。

とても爽やかな光景だった。

 

抱っこ紐にとうとう我慢がならなくなった子が、唸りながら身をよじらせて降ろせと訴えてくる。

その気持ちはすごーくよくわかる。

しかしどうしたもんかと悩んだ結果、車内に戻り好きに立って遊ばせることにした。

結局その後、対談イベントが終わるまでを外で過ごす羽目になってしまった。

対談が聞けない切なさより、子の可愛さに目を向けることにした。

 

バラバラと家路につく参加者の方の波に逆らうように会場へ向かう。

すれ違いざまに感想を伺うと、とても良かったという声が聴けた。

参加者として来ていた母に話を聞くと、地方暮らしについて結論らしい結論はここでは出なかったのだという。

しかし西の果てでこんな機会はなかなかないということで、いたく感動していたようすだった。

現状を簡単に変えることはできなくても、一石を投じること自体に価値があるのかもしれないと感じた。

 

夜は懇親会で、ここでも子連れだったが周りの方に可愛がってもらえたのでよかった。

このような環境が整っていることだけでも贅沢なことだ。ありがたいと思わねばならない。

来月出産予定の子が来ていたので、ささやかなエールを送った。

 

会場近くの駐車場まで子と歩いていく。

万札しかなかったので、近くのTUTAYAで簡単そうなWordPressの本を買った。

ターミナルの2階からは、昼間サイファーをしていた若者がさらに人数を増やし、ラップバトルに興じていた。

 

“俺らの未来”というフレーズがちらりと聴こえてきた。

考えるスタイルは違えど、みなさん共通のテーマのようだ。

 

買ったWordPressの本は、表紙の優しいナチュラルさに対してゴリゴリな難易度の高さだった。

夫に手渡し、わたしに役立ちそう(理解できそう)な部分をピックアップしてもらったが、全体の2割ほどしかなくガックリした。

 

 

 

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【日常あれこれ】

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子が撮った写真だが、一体どこの部位なのか。

鍋の〆のように風呂に入れる

週末は雨が降らない予報だった。

ということで、あわてて洗濯機を回し、物干しざおの長さが許す限り干しまくった。

干し納めかと言わんばかりに干しまくった。

たとえ空気が明らかに湿気をまとっており、今にも雨が降りそうな曇り空だろうが関係ない。

ハンガーのズレ防止の洗濯ばさみをバチっとはめて、風の通り道をつくった。

ここまでやれば、乾こうが乾くまいが関係ない。

洗濯機の中を空っぽにしたという事実だけで、わたしの心は満たされたのだ。

 

お義母さんと、夏になったら庭にプールを出していいねという話をしていた。

それはとても名案だ。

わが家は庭の向かいには木々しかなく、人様の迷惑になることもないだろう。

わたしも遥かウン10年前、父方の祖母の家の庭でプール遊びに興じていたものだ。

簡単な水着だか半裸かで過ごしていた気がする。

午前中の涼しいうちに水を溜め、日中の日差しですっかり温くなった水に長々と浸かり、日がやや落ちる15時頃にようやくあがるのだ。

ときどきやってくる尿意とふいに水面に着地してくる虫と戦いながら、常に遊び動き続けていたので、それはもう海へ行った帰りのように身体はクタクタなのである。

そして当然のようにシワシワである。

その後、祖母がクーラーでガンガンに冷やしている部屋で着替え、決まってガチガチに固まったホームランバー(バニラ)を手渡されるのだ。

すっかり冷え込んだ身体には実は負担だったらしく、半分くらいの確率で腹を下していた。

そんな懐かしい光景と、女児用水着に身を包んだわが子の姿を思い浮かべ思わずニンマリする。

可愛いに決まっているじゃないか。

なんなら全裸でも良いぐらいだ。

「お友達とかみんな呼んで水遊びしたら、きっと可愛いわよねぇ」とお義母さんが言った。

全裸で遊んでいる子の想像から脳が抜けきれなかったため、とってもヌーディーな子どもたちがプールで遊んでいる姿が目に浮かんできた。

可愛いがとても異質で、桃源郷のような光景だ。

昔の水遊びの光景としてはセーフだとしても、現代では違法フィルターがどうしてもかかってしまう。

そこで、いまKindleで夫と一緒になっている本「全国マン・チン分布考」のことを考えた。

女性と男性の局部の呼称の全国的な分布を調べた本で、汁っ気ゼロの純日本語学的な内容である。

そのなかで、基本的な局部の名称は、子どものものに親が愛情を込めて呼ぶために名付けられた、という内容があった。

そのことを思い出し、そうだ、プールで幼児たちのヌードを見てほっこりするのは、愛ゆえだと今一度自分に言い聞かせた。

勝手に違法なものにしてはいけないのだ。

それはちょっと、道具の使い方を誤った事例だと思う。

「プールの最後に入浴剤入れて、そのままお風呂みたいにしちゃえば後が楽ですねぇ」

「お鍋のシメみたいよねぇ」

などと話しながら、夏の楽しみがまた1つ増えたと思った。

 

夫は翌日のトークイベントの準備で大忙しだった。

わたしに手伝えることはないだろうかと思案しているうちに子とともに眠りこけてしまったことを軽く反省している。

夫は真夜中にようやく寝室に現れ、倒れこむようにして眠った。

仕事以外でも充実していることはとても良いことだし、苦痛と快感が入り混じった、とてもクセになるものではないかともおもう。

もちろん彼の体調などが心配ではあったが、納得のいくまでやり遂げてほしいと思った。

そんな彼が関わった明日のイベントが、とても楽しみでなぜかわたしまで緊張してしまった。

 

 

 

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