ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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手応えは弱点

夜中にしくしく泣いていた子1は、翌朝けろっとして7時近くに起きてきた。母親がまだ起きる気がないのを認識すると、やはりいつも通り父親のところに眼鏡を持って駆け寄り、「起きて!朝ごはん食べよう」とリビングへの移動を促した。わたしは階下に降りて行く足音を聞きながらやはり二度寝した。

 

取材が入っていたので、お義母さんに子どもたちをお願いして外出した。新しい生活様式での初めての外取材だ。マスク、消毒、ソーシャルディスタンス…と、家の中ではほとんど考えないワードを反芻しながら準備をしていたらカメラを忘れたので慌てて入れた。

 

先日、ストレージ管理のためスマホを安易にリセットしたおかげで、いろんなアプリが消えた。LINEのバックアップが失敗しやらかした感触はあったものの、まぁなんとかなるだろうと構えていたのだが、消えたアプリの再インストールの不便さに地味に心を削られていた。

その中にGoogle マップもあった。今回の取材先へのルート検索をしようかと思ったが、行ったことのある場所だった上、ブラウザ上でも大丈夫だろうということでインストールせずに挑んだ。

すると当然ではあるが、GPSで現在地は更新されるもののマップ自体はわが家周辺を映したまま移動せずいちいち手でスクロールせねばならん羽目になり、

おまけに草木や人への思いやり(離合)がわっさわっさ生い茂る超マイナーなルートを案内された。交通看板には、「耕運機が通ります、注意」とある。途中、絶妙にズレたルートに侵入してしまい何度もUターンを繰り返した。

前職の時、取材に遅刻し先方にこっぴどく叱られたトラウマを思い出しつつ、安全運転で迅速に目的地に到着。なんとか間に合いことなきを得た。

取材がうまくいったのでご機嫌になったが、それはすべてマスクのおかげでむしろ欠点であることに気がつき愕然とした。



なじみの店にお土産を持っていき談笑して帰宅。慣れない消毒作業にワタワタとする。

お義母さんにお礼、取材の話をしつつ休憩。美味しいご飯をいただく。子2はすやすやと眠り、子1はずっとパプリカを踊っている。

お義母さんと「しまじろうファミリーは綺麗すぎるからもっとダーティーになってもいいよね」という会話でキャッキャするなど。

 

母から「今日は祖母の命日」というLINEがきて、そっかーと家族グループでコメントしあった。祖父、祖母と二ヶ月連続で鬼籍に入り、同じ場所で葬儀をして顔見知りになったスタッフさんと「こないだはどうも」と会話をしたのも良い思い出だったと振り返った。

 

なかなか家に入りたがらない子1を強制送還、風呂に入れる。昨日のクモがまた出てきたので、壁を手でバンバン叩いて遠くへ追いやった。クモに「お湯がかかったらあんまりよくないから、いまはあっちに行って」とふんわりした説明をし、理不尽な暴力ではないことを子1に伝えた。

 

風呂上り、みんなでドキュメンタル最新話でゲラゲラ盛り上がった。チャンス大城さんのエピソードのパワーがありすぎて時空が歪んでいる。

 

夜、夫は衣装部屋のDIYに夢中になり、酒を飲みつつ暗い屋外で塗装をしたりノコギリで木の板を切ったりとなかなかハイなことをしていた。意見を聞かれたので眠いまま答えたら「明日また聞くよ」と言われた。出来上がった箇所を見せてくれたのでふらふら見に行くと、かなりブラボーな出来だったので眠気が覚めた。DIYは、終わりがないうえ、頭脳をフル回転で使えるので夫は常にハングリーになれるようだった。そんな食べ応えのある女にわたしもならねばナと少年アシベを観ながらぼんやり考えた。

 

寝る間際、無限しりとりを4回戦ほどやった。ど、から始まる7文字がわからず調べて二人でなるほどと相槌を打つなどして寝た(ドウダンツツジなど)。