ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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辛ラーメンに酢はおすすめです

劇団で苦楽をともにした友人に子どもが産まれたので、子を連れて訪ねた。

まだ生後2週間も経っていないベイビーは本当に小さくて、活発で表情豊かだった。

7カ月を迎えたわが子と並べてみる。

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あまりの体格差に、成長というよりメタモルフォーゼの域だと感じた。

もちろん子も新生児期はこんな感じだった。

しかし当時の記憶はすでに曖昧だ。

半年ぶりではあるが、新生児を抱えたときの重みと緊張感、そして独特の香りを思い出した。

男の子だし、というのも変な言い方であるが、両親(友人夫婦)を見ている限り身長はガツンと追い越されそうな気がする。

お互いに、待望の第一子出産を称えあい、出産の体験談などで盛り上がった。

その間、友人は3回ほどベイビーのおむつ替えをしていた。

自分も通ってきた道のはずなのに、「すごいなぁ〜、大変だなぁ〜」と思ってしまう。

たぶんどの母親でもそうかもしれないが、自分を客観視する余裕などないのだ。

気づいたらここまできてました、という感じなのだ。わたしだけだろうか。

友人との話は尽きなかったが、子がぐずり出したタイミングで切り上げることにした。

 

子の予防接種のため小児科へ行った。

いつも行っていた小児科の先生が怪我をして診療が出来なくなったため、いつもとは違うところだ。

先輩ママから、診療の待ち時間や場所、先生の特徴などで通い分けをするといいと助言されていたので、これは良い機会だともおもった。

その小児科は、先生がとってもクールだと聞いていたので少し身構えていたが、診察に一切無駄がなく、とてもスピーディーだった。

結果、わたしにとっては快適だったのである。

子にとってはどうなのかわからないが。

行きつけがもう1つ増えた。

 

長時間の外出のせいか、子は帰り道ずっとチャイルドシートで爆睡だった。

家に到着し、抱っこして運び込んでもずっと眠っていた。

が、ときどき自分のいびきに驚いて起きては泣き、寝て、を3回ほど繰り返した。

 

子を連れて人と会うときは、先方に対して失礼がないかということが気になってしまう。

子と対面でいるときと、第3者を交えたときと、自分でもわかるほど口調が変わるのだ。

どういう風にかというと、やや方言が入って命令口調になる。

人に子を抱っこしてもらっているとき、よだれが服につきそうになると、「アンタ、よだれつけんとよ!」となるわけだ。

こんなこと、2人きりでいるときは絶対に言わない。

ということは、やはり先方への申し訳なさが優先しているのだ。

もしくは、わたしちゃんとしつけてますよ、とアピールするための防衛本能のようなものなのかもしれない。

こういった母親の変化は、子が物心ついた時にとても不思議がるものの1つになるのだろう。

 

出先で、いつもお世話になっている先輩ママとお子さんに会い久しぶりに言葉を交わしたのだが、

「抱っこしたいな」と言ってくれたお子さんに対して、子が不機嫌だったためやんわりと断ってしまった。

せっかく抱っこしてくれたのに子が泣いてしまったら、お子さんに申し訳ないなとおもったのだ。

そりゃあ、かわいい幼女にうちの子が抱っこされるなんて、ハーゲンダッツのバニラにレディーボーデンのバニラが乗っかったような最高に甘い光景だ。鼻血ものだ。

わたしは断ってしまったことにも申し訳なくなってしまった。

そんな申し訳なさスパイラルに陥っていたところ、先輩ママから「わかりますよ~、わたしもそうでした」とのコメントが。

一気に心が軽くなった。

母親同士の共感は、特殊なものである。

だからずっと子育てコンテンツが人気なのも、とても分かる気がしたのだ。

 

辛ラーメンが猛烈に食べたくなって、勢いで作った。

夫がいないのをいいことに、酢を大量にぶち込む。

辛さと酸っぱさのハーモニーが最高で、ヘラヘラ笑いながら完食した。

多少トイレがつらくなってもいいから、もう1袋食べたいとおもったけどやめた。

 

夫は今日も、3時間ほどしゃべり倒してきたのだという。

1週間分のしゃべり時間を合計すると、1日近くになるのではなかろうか。

彼が敬愛してやまない伊集院光が「ラジオの覇王」と呼ばれているので、覇王めざしてがんばろうと言うと、「俺、話の中身は面白くないからなあ」と言う。

そんなことは決してないのだが、しゃべった時間の合計だと手が届きそうな気がする。

がんばれ夫。まずは帝王からだ。

 

 

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【日常あれこれ】

 

ラーメン屋のドヤアートになる

朝は雨が降っていたので、夫を職場に送ったついでに近くのコインランドリーで洗濯物を乾かしていた。

その間、車の中で子にミルクをあげたり、歌ったりブログを書いたりして過ごした。

小腹がすいたので、マツモトキヨシカップスープを購入する。

ついで買いを大いに誘発するシチュエーションだ。

帰りに銀行に寄って、車のガソリンを入れて帰宅した。

あとは風呂に入って寝るだけだ。お疲れわたし。

 

夫が仕事の日は、絵本の読み聞かせをしている。

この日読んだのは、「スイミー」という絵本だった。

わたしも幼少期の時に聞いた覚えがあるタイトルだったが、内容をすっかり忘れていたのでわくわくしながら読んだ。

赤色の小さな魚の群れたちのなかで暮らす、1匹だけ黒色をした魚・スイミー

ある日おおきな魚に群れの仲間たちがたくさん食べられてしまったことから、1匹だけで広い海へと冒険に出ることになる。

落ち込んでいたスイミーを元気づけてくれたのは、美しいクラゲなどさまざまな生きものたち。

その後、ふたたび赤色の小さな魚の群れと合流したスイミーは、仲間たちとこれからも生きていくため、ある提案をする・・・

といったストーリーだ。

途中で「そんな話だったんだあ」とわたしのいらぬ感想をはさみつつ、読み聞かせを終えた。

ふいに、Every Little Thingの曲「スイミー」を思い出したので、とぅーるーとぅわっとぅっとぅっとぅーの部分だけを歌った。

わ、をおもいきりかわいく歌うのがミソだ。気分だけ持田さんになれる。

あとから知ったことだが、ドラマ「結婚できない男」の主題歌だったのか。

 

晩御飯によだれ鶏をつくった。

野菜と、酢醤油と、鶏肉が食べたくなったのでおのずとそんなメニューになってしまった。

アニメ「からくりサーカス」を観て、阿紫花英良にハマる。

夫を迎えに行った。

「旅と猫と」で、文房具の話に興じていたようだ。たぶん夫は1日6時間は喋り倒している。

 

この日の子の笑いのツボは「いないいないばあ」だったようで、そんなに笑って大丈夫かというほどゲタゲタ笑っていた。

しまいには笑い疲れてぐったりしていたので、とても可愛かった。

 

自宅トイレのペーパーホルダーが、上部分だけネジが取れてしまい独特な傾きを見せていた。

なんだか、家系ラーメン店の店主がわざわざ作ったトイレの仕様のようになっていた。

「ちょっとおもろいやろ、どや、どや!」という声が聞こえてきそうだ。

そして実際は、下方のネジのみで支えられているため、ペーパーを取る度に負荷がかかり傾きが増すという仕様である。

黒ひげ危機一髪のような緊張感のなかでそろそろとペーパーを引き出しながら、わたしか夫のどちらかが落とすか勝負してみても面白いかもなと考えていた。

 

 

 

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【日常あれこれ】

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子と猫が同じフィールドにいる。

 

リハビリ室で見たラグナロク

ブログの投稿数が101に突入した。

3日坊主だったわたしがここまで続けられているのも、ひとえに読んでくださるみなさまや、いつも面白い家族のおかげである。

たまに日付が飛び飛びになってしまうこともあるが、地道に続けていきたいとおもう。

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いつのまにか左手が腱鞘炎になっていた。

ママあるあるの1つとして知ってはいたつもりだが、そんなに抱っこしてあやしたりしていた覚えがないのでよくわからない。

ちなみに子は8kgである。ごく平均な体重だ。

思い当たる節があるとすれば、お出かけが多かったので子をチャイルドシートから乗せたり降ろしたりする場面が多かったことと(結構手首を使う)、手荷物をまとめて一度に持っていきたくて無理な抱え込みを毎日していたことぐらいか。

たぶんその辺が原因だ。

特に後者は自分の横着でしかない。

 

ほっとけば治るだろうとおもっていたが、3-4日経っても痛みが引かなかったので、子をお義母さんに預け病院へ行ったところ腱鞘炎だと発覚したというわけだ。

生まれて初めての経験である。

高校生のとき、運動部の子がなっていて「湿布かっこいいなぁ」と憧れていたが、今なってしまうともはや身体の衰えすら感じてガッカリしてしまった。

そしてさらにガッカリさに追い打ちをかけたのは、病院の待合室にいる90%がお年寄りだったということだ。

仕方がない。仕方がないことは重々承知だ。

おそらく半分以上はリハビリ通いだろう。

馴染みの看護師と軽快なトークを繰り広げている。

「これが日本の未来か…」と謎の不安感に襲われる。

待ち人数の表示を見ると、まだ開院したばかりだというのに50人待ちとあった。

ごっ、ごじゅ、と思わず口から出る。

ギネス記録にチャレンジしているようすみたいだった。

問診票を記入していると、「痛みが取れるなら注射してもOK?」的なことが書いてあったので自信満々でマルをつけたが、

のちの診察で聞かれたときにやっぱり怖くなり、「薬で様子見ます」と辞退してしまった。

われながらダサい。

しかもこのまま痛いのも嫌だったので、「超音波治療とレーザー治療あるけどやる?」と聞かれ、ハイと返事をしてしまった。

これも潔くない。

 

2階のリハビリフロアへと案内され、その光景に愕然とした。

フロア全体に施術用のベッドが所狭しと並び、その上ではリハビリに励むお年寄りたちがいっぱい横たわっている。

世界の終末を見た気がした。

 

超音波治療の機器はフロアの一番奥にあったので、お年寄りの寝ているベッドをすり抜けながらそこへ向かう。

お湯が張られた、深い洗面台のような容器に患部を浸す。

看護師さんがスイッチを押すと、両側からジャグジーのような気泡がドドドと出てきた。

10分間待つ。

すごく左手がぽかぽかしてきた。

もはやこれだけで治ったかのような錯覚に陥ってしまう。

一刻も早くここから出たかったため、10分終えるとすぐにタオルで手を拭き取り、そばにいた看護師さんに「終わりました!」と威勢良く声をかけた。

課題を真っ先に終わらせた生徒のような気持ちである。

 

次はレーザー治療ということで、違う席に案内された。

シャワーヘッドのようなちいさな機械から出るレーザーを患部に当てるというものだ。

見た目がかわいいなぁとおもっていたが、「レーザーが当たると目が潰れますので」とサングラスを手渡されたときに何やら恐ろしい器具のように感じてしまった。

特に何の感覚も痛みもなく治療は進む。看護師さんと子育ての話をゆるゆるとしていたらあっという間に終わった。

なんとなく痛みが和らいだ気がする。

この短時間ですごい効果だ。

こりゃ確かに、「自宅で同じようなことが低価格でできますよ」と言われたら、まがいものでも似たようなものを購入したくなるお年寄りの心理もわかるというものだ。

 

窓口でリハビリ通院の際の注意事項をたくさん話されたが、右から左へすり抜けていった。

できれば連日お世話になることは、あと40年後ぐらいであってほしい。

痛み止めの薬と胃腸薬、湿布をもらって帰宅した。

 

これからは、あらゆるものの持ち方に工夫をしなければならない。

心配してくれる夫には、普段通り家事はやりたいということと、どうしてもなときに手伝ってほしいと告げた。

 

さっそく、子を風呂に入れた後の引き揚げ役をお願いした。

ニコニコ笑う子と夫を見ていると、手首の痛みなんかどうでもよくなっていた。

これも一種の療法というか、特にアンチエイジングに使えはしないものだろうか。

笑う子と夫セラピー、いいかもしれない。 

 

 

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【日常あれこれ】

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朝から近い#cat #ねこ

 

ハンガーを止める洗濯バサミは最強だ

朝、洗濯物を干す。

この場所はわりと強い風が吹きがちで、洗濯物がよく固まりあったり飛ばされてしまったりする。

その日のうちに乾かなくてションボリ、地面に落ちて汚れてしまってガックシ、そんなわたしのために、ハンガーを物干し竿にがっちりホールドしてくれる洗濯バサミを購入した。

ナフコで安いやつ10セットだ。

通常のものよりも縦長く、竿を挟む部分にはハンガーが通るような穴が空いている。

これでハンガーの上から挟み込んでも浮かないという仕組みだ。

これさえあれば、逆に強風を味方につけることができる。

洗濯物同士の間隔をきっちりあけて固定できるので、風がガンガン通るのだ。

しかも落ちない。

ゆれろ、もっとゆれろぉー!とわたしは窓の外に向かって言い放った。

子は、そんな楽しそうなわたしをぽかんと見ている。

洗濯物が落ちずによく乾く。

これだけでなんだか勝ち組になった気がした。高笑いが出そうだった。

 

昼過ぎからミーティングだった。

アイディア出しがとても楽しかった。

いつもお茶やお菓子を用意してくれるので有難いのだが、今回は大好物のチーズおかきだったので心の中で小躍りをした。

しかし人の前でもさもさ食べるのも、と思い遠慮していた(つもりが3枚ほど食べていた)が、帰りにさらにもう数枚お土産としていただけたので、車を運転しながらむさぼり食べた。

いきだおれの旅人が食べ物にありつき、「うめぇ、うめぇ…」と夢中になるがごとく。

夕日がかった空を見ながら食べるチーズおかきは格別だった。

 

 

 

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【日常あれこれ】

 

連休の空気がおわる

連休最後の日は、これといってなにかするということのない1日だった。

最終日はたぶん、ワタワタとお出かけするよりも、ゆったり休んで連休の思い出に浸るのがおそらく吉というものだろう。

そうやって自分に言い聞かせているのであるが。

やろうと思えばずっとベッドに沈むこともできたが、それはさすがにあんまりなので、先日ゲットした図書館の公式キャラクターのペーパークラフトを作ることにした。

ザクザクと紙を切って、のりしろを接着していく。

ちゃんと折り目に加工がされていた。

なかなかコストがかかったのではないかとおもう。

おかげでサクサク折ることができた。

ペーパークラフトは、この折り目がいびつだと気持ちが悪い出来になってしまうのだ。

そんなストレスフリーな状態で制作を続けていくと、徐々に形があらわれてくる。

とても楽しい過程だった。

子が興味津々で手を伸ばしてくるのを避けながら、黙々と作った。

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完成した。

この日1日で成したことは、このペーパークラフトだけだ。

そう考えると、この子の存在感がかなり大きなものに感じる。

 

昼寝から目覚めた夫は、颯爽と庭に躍り出て炭に火をつけはじめた。

今日も今日とてバーベキューをおっ始めようというのだ。

もはや彼はバーベキューの妖精だ。

たぶん、自分の経験がフルに活かせるので、大好きなんだとおもう。

とてもそれはよくわかる。

昨日残ったお肉を食べて、ハイボールを飲んで、連休のおわりを乾杯した。

それもそれで、とても素敵な1日だった。

 

 

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【日常あれこれ】

 

BBQののち銀机上で平沢進

朝から網戸を張り替えた。

初めてだったけど、わりとピンと張れて気持ちが良かった。

 

佐世保市立図書館の「図書館まつり」へお邪魔した。

ちょうど、ビブリオバトルの開催中だった。

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夫の知り合いが2人出ていた。

いつもお世話になっている、グッドなルッキングの図書館員さんにご挨拶をして、図書館をまわった。

この「図書館まつり」もそうだが、より多くの人に親しんでもらうため、佐世保市立図書館では数年前からさまざまな取り組みが行われている。

昨年誕生した公式キャラクター「SABONちゃん」もその1つなのだが、なかなか完成度が高い。

 

図書館に公式キャラクターなんて珍しいと思ったが、意外にも各地にいるのだそうだ。

年に一回開催される「図書館総合展」という催しのなかで、「図書館キャラクター・グランプリ」が行われるらしい。

【発表】図書館キャラクター・グランプリ2018 会場応援賞・審査委員会賞ほか(全授賞結果一覧) | 図書館総合展

プロ考案から素人による味わい深いものまで、さまざまな趣向を凝らしたキャラクターたちが揃う。

会場やウェブ、審査員からの投票で順位が決定されるのだ。

ちなみに、2018年の会場賞4位に輝いた、大阪市立中央図書館のちゃりんこ兄弟はとても好きである。

書を捨てて街に出ている最中なのか、そもそも読む気がないのか。

色だけはなぜか古文書チックだ。

 

きっと今年か来年あたりにはSABONちゃんもエントリーすることになるのだとは思うのだが、とってもかわいいので、いろんなポージング画をしっかり作っておけば勝てるとわたしは思っている。

ゆくゆくは着ぐるみ化して、子どもたちのアイドルとなってほしいものだ。

 

今年は、そんな公式キャラクターSABONちゃんに関連したイベントが多かったので、どれか1つでも参加してみたかったのだ。

いつも子の絵本を借りに訪れている児童室では、SABONちゃんのイラストを探し当ててクイズに答えると景品がもらえるというゲームが行われていた。

初級と上級があり、上級ではSABONちゃんのペーパークラフトがもらえるというのだ。

これはぜひとも手に入れたい、ということで、夫を巻き込みゲームに没頭した。

いくら探しても見つからず、30分近く室内をウロウロする形になってしまった。

ひょっとして天井か、授乳室にはさすがにないよな、本を片っ端から棚から出してみる、床をコンコン叩いて音が違うところを剥がしてみたら、など、もはや子ども向けゲームだということを忘れてさまざまな可能性を模索するわたしたち。

 

「三文字で、『さ』が頭文字だったら、きっと残りは『せぼ』だよね」と私が言うと、

「そんなズルと思い込みはダメだよ。それが許されるなら、俺はいくらだってズルをするよ」と夫は答えた。

 

同じくゲームに参加していた見知らぬ家族と言葉を交わし、情報収集をする夫。

そのコミュ力はいったいどこからくるのか。

しかし、そのおかげで全部発見することができ、念願のペーパークラフトをゲットすることができた。

室内をグルグル回りすぎたせいで、ちょっと目が回ってきた。

存分に楽しんだので、絵本を借りて図書館を出た。

 

急遽、バーベキューをすることになった。

図書館に夫の知り合いがいて、そのまま話をつけてきたらしい。

その行動力には毎度脱帽させられる。

嵐のように買い出しに行って、夫は1時間で全ての準備を終えて、酒と肉で乾杯した。

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夫の友人が、夏に出産予定の奥さんと飼い犬を連れてやってきた。

散々飲み食いして、犬とたわむれて、子とも遊んでもらって、気がつくと22時を回っていた。

酔い散らかした頭で後片付けをしたのと、平沢進の曲をかけながら、テーブルにのぼり、半裸の夫と歌って踊ったのを覚えている。

2人のテンションとは思えないほど盛り上がった気がした。

平沢進すげぇとおもった。

 

 

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【日常あれこれ】



マキタの現場用スピーカーはかわいい

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木々は時間とともに、もくもくと空と海を覆い隠してしまう。

ふつうは、これをどうにかしてやろうなんて大それたことは、なかなか思いつかないことなのだが。

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夫がまた、あごだしイタリアンスープを仕込んでくれていた。

彼はこうやって定期的に、わたしに好物を与えてくれる。

本当に心からテンションが上がる。ただし、けっこう量が多い。

今回もざっとみた感じ、6リットルぐらいだろうか。

麺を投入すれば、ラーメンが軽く10杯は食べられそうだ。

こんなときわが家では、韓国のサリ麺を使う。

鍋用だということで、伸びに強くコシがあり、スープと絡みやすいのだ。

わたしは1袋、夫は2袋、麺を消費した。

溶けるチーズを入れて、タバスコを振りかければまさにイタリアンなラーメンだ。

本家に勝るとも劣らない美味である。

 

食事の後、オドモテレビと山田孝之の植物に学ぶ生存戦略を観る。

山田孝之の変態性は先天的なものじゃないかと思う。

美しい変態である。

 

ぼやっとした気持ちになりそうになっていたそのとき、夫が木を切る、といった。

自宅前の木が伸びに伸びてしまい、せっかくの景観を徐々に覆い隠してしまっているのだ。

こうしてタイミングを見てはちょいちょい切り進めているものの、視界が晴れるにはまだ程遠い。

人一人ではかなり骨が折れるだろうし、万が一なにかあっても怖いので、夫からその発言があったときはいつも引き止めるところから入るのだが、たいてい突破されてしまう。

とにかく木を切りたい彼を止めることはできないのだ。

 

ゆるやかな斜面ではあるけど、決して良いとは言えない足場に立ち、ノコギリでガスガス木を切っていく夫。

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業者さんのようである。

夫を見守りつつ、子が泣いたら部屋に戻りつつを繰り返した。

 

順調に切り進めていったところで、夫はチェーンソーのエンジンをかけ始めた。

が、いつまでもかからず、空回りしている。

どうやら故障してしまったようだ。

せっかく木こりモードで燃え上がっている頃合いだったのに、さぞがっかりしただろう。

夫は志半ばで作業を終わらせ、ゼィゼィ言いながら戻ってきた。

頑張りを称えその無念さに共感を示しつつ、ナフコへ行こうと提案する。

少し休憩を取ってから行こう、ということになった。

 

ナフコへチェーンソーを持っていったところ、とりあえずメーカー送りになった。

ここで働いてわかったことだが、泥と錆にまみれた刈り払い機をレシートなしでおじいちゃんが持ってきて「一週間で壊れたからどうにかして」と言ってくる世界である。

スタッフの男性も、特にレシートや保証書のチェックをすることもなく確認作業から入っていった。

一種のあきらめなのかはわからない。

 

その後、マキタのインパクトドライバーや現場用スピーカーを手に取ったり、音楽を流したりしてはしゃいだ。

ホームセンター、だいたいのものが試運転オッケーだとしたら、それはとても素敵なテーマパークと同じぐらい魅力的だとおもう。

そんなホームセンターがあったらいいなとおもう。

 

おでかけから帰ってきて、子をチャイルドシートから抱きかかえると汗でぐっしょりだった。

服を脱がせて体を拭いてから着替えさせる。

後頭部がなにやら嗅ぎ覚えのある香りがしたので、なんだろうと考えてみたが、やきいもの香りだった。

 

 

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