ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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愛してるけどたまに冷水を浴びせたりたまにウンザリさせたりする

朝はやく起きて仕事に行く夫を見送り、二度寝をせずに1日起きているという奇跡が起こった。

春になると、こういう普段できなかったことが出来るようになる、と書くといかにも春に対してスピリチュアルな力を感じているひとのようだ。

 

晩ご飯にあればいいなと、鶏肉とジャガイモとブロッコリーのにんにくバター炒めを作った。

ただの炒め物なのに、「材料名+調味料名+炒め」と表記するだけで、なんだかそれっぽい。

ジャガイモは乱切りにしたつもりだった。

乱切りってアトランダムにザクザク切るから乱切りなんでしょ、とずっと思っていたがそうではないらしい。

ただのグレた銀杏切りになってしまい、あらかじめ電子レンジで加熱したつもりが厚さがバラバラなせいで固さもバラバラになってしまった。

お出掛けから帰ってきたお義母さんに小皿に取り分けて試食していただく。

すると「このジャガイモは…」と言いかけたので、あらかじめレンジでチンしたんですよぉと伝える。

するとお義母さんは「そうよね…」と言い、別の話をし出した。

どうやらジャガイモが固かったようだ。

「以前お世話になった人が作ってくれたシチューがすっごく美味しかったのだけど、そのひと、お鍋の上で材料ザクザク切ってたのよね。その不均等さが、良かったと思うのよね」

やはりジャガイモが固かったようだ。

その優しすぎるフォローに「ですよね、豚汁に入れるこんにゃくは手でちぎった方が味がしみますもんね」とよくわからない返事をかぶせた。

もし夫にジャガイモの固さをつっこまれたら、お義母さんと話したシチューの話と豚汁のこんにゃくの話を矢継ぎ早に2回ほど繰り出してやろうと考えた。

 

夫からLINEがきた。

日本映画専門チャンネル岩井秀人特集が3月と4月に放送されるという。

そんな気の利いた知らせが嬉しくて、Twitterで「夫あいしてる」とツイートしたらその直後に「ぼくもです」と夫の友人からリプがきた。

「女ならなます切りにしてやるところだがあなたなら許す、夫のことは好きにして良いけどその様子は随時ライブ動画でわたしに伝えるように」と即レスしようとしたが、それはまったく別件に対してのリプだった。

 

夫が風呂に入る際、給湯スイッチを入れ忘れて冷水を浴びせてしまうというトラブルがあった。

本当に申し訳なくて謝ったが、なぜか絶望的な気持ちになって落ち込んでしまった。

高校の親友からいただいた「真面目系クズ」の称号を誇りにさえ思って日々暮らしてきたわたしだが、これは春だったり産後でホルモンがアレだったりするからだろうか。

その日1日の家事が波風もなく出来ていた(と、自らハードルを下げることで楽になろうとしている)ので、最後にミスをやらかしたのがどうにもショックだったのだ。

「名もなき家事」とはよく言うが、失敗だけがぷかりと表に浮かんでくる感覚はなるほど、主婦がモヤモヤをブログにしたためるのもわかる気がした。

しかもそれが責められたり怒られたりしたわけでもなく、ただ報告を受けただけなのに、だ。

というか待て待て、給湯スイッチを押すことは家事ではないだろう。

われながら書いていて相当タチが悪い。

夫は真顔だったがややウンザリしていたので、こりゃアカンと気持ちを切り替えた。

 

中国の通販サイト「wish」からTシャツが届いた。

暖かくなったらこれを1枚で着て、新刊をせびりまくろうと思う。

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【記事を書かせていただいてます】

PKやまもと | させぼ通信

 

 

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2/5 トランジット特別編集号#読み聞かせ #絵本がない