なんだか連休らしい連休だった
母が速攻で帽子を2つ作ってくれた。
猫耳つきと、シンプルなつば付きの帽子だ。
どちらも妹1が撮影。わたしはどうしても子をとらえるのが下手くそすぎた。
逃げられるしすぐ帽子を脱ごうとする。
母曰く、「夏はもうやってきているんだからね!」ということだったが、それにしたって作るのが早すぎだ。
母やお義母さんといった手芸洋裁の大ベテランさんたちは、わたしがブログを1本書いている間にこうしたものを続々と作り上げている。
わたしなんかよりはるかに生産性のある存在だ。まったくもってすごいとおもう。
そういえば、「生産性のある…」が口癖の男性がいた。
知人の元カレだったのだが、本当にそんな口癖ってあるんやと驚きのあまり目を見開いたことがある。
そんな彼が、生産性のある人間だったのかどうかはわたしには知る由もない。
✳︎
✳︎
✳︎
朝、仕事へ行く夫を見送り妹たちが寝ている部屋へ入った。
大学生の宅飲みの成れの果てがまだそこにはあった。
2人とも連休が取りにくい業界で、死に物狂いで有給をもぎ取りやっと心身を癒している状態だったので、
起こさないよう物音を立てずゴミを片付けた。
寝室で、すでに目覚めて活発に動き回る子と遊びながら、だらだらと過ごした。
三姉妹のグループラインに、
佐世保ラーメン
ペッパーくんがいる回転寿司ミラクルあおば
とだけ投下しておいた。
お昼ご飯の候補である。
関東住まいの妹2はしょっちゅう友人とオシャレ居酒屋やらイタリアンやら生クリームパンケーキ屋やらタピオカ屋やら肉屋やら行っているようなので、佐世保っぽいラインナップにしておいた。
佐世保ラーメンとは、一応ラーメン砦か麺や潮風的なところだ。
ほどなくして、「ミラクルあおば」と返事がかえってきた。
全員スッピンで出発した。
妹2が市役所に行きたいというので、まずそこに立ち寄った。
彼女が用事を済ませているあいだ、わたしと妹1でペッパーくんと話す。
ここにいるペッパーくんは、施設案内から観光案内、記念撮影までをきちんとこなし、誰もいない宙に向かってひたすら話しかけるということがあまりなさそうな分別のある子だった。
以前だったら恥ずかしくて話しかけすらしないところだが、ここ数ヶ月ものあいだレスポンスが正確でないもの(子やスマートスピーカー)に話しかけるということにすっかり慣れてしまっていたため、躊躇なく挨拶を交わすことができた。
EXILEのTAKAHIRO氏が出演している九十九島PR動画を観ることができるということだったので再生してみたが、なぜかずっとペッパーくんはガチャガチャと動き続けていた。
動く必要があろうか。TAKAHIRO氏のあまりのかっこよさに悶絶しているのだろうか。
妹1にTAKAHIRO氏のモノマネを披露して緩い笑いを誘ったり記念撮影をしたりしているところへ、用事を終えた妹2が戻ってきた。
市役所を出てミラクルあおばへ。
佐々インターを降りてすぐのところにそのお店はある。
妹2に佐々町の観光名所を尋ねられたが、うまく答えることができなかった。
シロウオが良い感じよ、と言いたかったが、シーズンはとっくに過ぎていた。
ミラクルあおばは、スーパー回転寿司という肩書きを持つ。
時にレアな地魚が味わえるということだったので、可能な限り妹2には味わっていただいた。
レジカウンター付近にいたペッパーくんはいつのまにか姿を消していた。
佐世保市内にも、こうして生き残るペッパーくんとそうでないペッパーくんがいる。
食後のサービスでもらえるアイスをもりもりと食べながら帰宅した。
わたしの家で、姉妹と子と猫で再びゆるい時間を過ごした。
常に連休なのに、なんだか連休らしい連休を過ごしているかのような錯覚に陥った。
【記事を書かせていただきました】
★あの赤いゾウさんのスーパー、エレナの「アノ歌」のひみつを探ってみた | させぼ通信
★三ヶ町の路地裏にある『立ち呑み処&猫雑貨屋 旅と猫と』に、猫好き女子でまったりしてきたよ【毎月22日はニャンニャンデー】 | させぼ通信
★猫にもなれちゃうふしぎなお店、有田町の『工房 FLOWERS』をたずねて | させぼ通信
★料理との"出会い"が楽しめる、佐世保の穴場スポット♪気まぐれオーナーのこだわりが光る下京町の『ご飯屋ぐーぐー』でランチ | させぼ通信
★【珍スポット】佐世保の「ゆうれい坂」って知ってる? | させぼ通信
【日常あれこれ】
例のカメラアプリで夫を女性化してみたが、胴体とのギャップが激しくて怖い。