もちろん桃尻とは呼べない
子が初めておむつかぶれを起こした。
夏の蒸し暑さに加え、軟便続きだったことが原因のようだ。
それに加えて、長時間お出掛けに連れ回したり、おむつ替えのときに拭きかたが甘かったり、違うメーカーのおむつに変えたりと、わたし側の責任も大いにあるといったところだ。
そんなわけで、子のおしりとおそそは熟れた桃のように赤くなってしまった。
桃のようだというのはもちろん色とみずみずしさだけで、実際は見ているだけで痛々しくてたまらない。
もちろんこれは桃尻などとは呼べないだろうなと思った。
軟便が短い間隔で出るたびに、顔を歪めて泣く子。
おむつ替えのたびに局部をぬるま湯で洗い流し、簡単に薬を塗って履かせるという作業を延々と繰り返している。
現在も絶賛実施中だ。
まだ読了していないが、本「全国マン・チン分布考」に書かれていた内容で、昔、女児を持つ親は、その子の局部を愛しさを込めて「まんじゅう」や「おそそ」と呼んだというものがあった。
先述した、わたしが幾度と行っているケアは、そんな愛しさと慈しみに満ち溢れていると自信を持って言える。
ちなみにわたしだが、昨年、妊娠初期に油断してしまい、デリケートゾーン(自分の名称に関しては、小林製薬が考案したこのフレーズで十分だ)がちょっとした感染症にかかってしまい、寝ても起きても死ぬほど痛いという地獄の苦しみを味わった。
ある意味で陣痛よりも辛かったと言えるほどだ。
あれからわたしは油断しないようにしている。
わが子においては、どうか健やかに育ってほしいものである。
この日の晩、3ヶ月ぶりに親友と会った。
お互い子どもを家族に預けて、佐世保の街でぶらりと飲もうじゃないかというノリで集まったのだが、お盆期間中であちこちのお店がいっぱいだった。
2人だからどこかしら入れるだろうと思っていたが、はじめの2軒でダメだったので内心焦りまくったが、3軒目でなんとか入ることができた。
親友のおめでたい報告を聞き、嬉しさのあまりビールをかっくらう。
やはり嬉しさとともに飲むビールは美味い。
ヤケ酒なんか飲酒じゃないと思えるほどだ。
その後時間が許すまで、家族を持ったお互いの近況などをゆったりと語り合った。
そんな中で、「家族を失うリスク」について話す場面があり、あらためて自分の立場を振り返ることになる。
なるようにしかならない、と、できるだけ気をつける、としか言えない話題ではあるが、共有できる人物がいるだけでこうも安心するものなのだ。
親友の子どもが、口の周りにめいっぱいチョコをつけてニンマリ笑っている写真をわたしのスマホに送ってもらった。
それを見てしばらくホクホクとしていた。
飲んできた勢いで、家に帰ってからも夫と缶ビールをいくつか空けた。
子はまだ目が覚めていて、必死にビールの缶とおつまみめがけて突進してきた。
いつの日か「お母さんお酒くさい」と言われるんだろうなぁと思いつつ、好き放題じゃれているうちにいつのまにか眠ってしまっていた。
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