ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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第六感トカゲブローチ

中東のコーヒーを味わった。

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右にあるのは、タミヤカラーのブラックではなく、黒胡麻の甘いペーストだ。

これを、カルダモンの香るコーヒーに入れて味わう。

行ったことはないけど、中東の風をガンガン感じた。

そのあと、2日前から食べたくてしょうがなかったサバサンドをつくってお義母さんと食べた。

トルコっぽく塩とレモンだけで豪快にと思ったが味が薄かったので、お義母さんお手製のバジルのドレッシングを足した。

レタスや玉ねぎやパクチーなど色々詰め込みすぎて我ながら食べにくかったが、トルコ料理ってそんなもんだよねと勝手に納得することにした。

 

土曜日は、夫を休ませてあげたい気持ちと一緒にお出掛けしたい気持ちがせめぎあう。

一応祝日も休めるのだが、きちんと週一日休めるのが日曜日しかないので、せめて土曜日もゆっくりしていてほしいというのが建前上だ。

しかしせめぎあっているのは多分夫も同じで、休みたいのと家族との時間を楽しく過ごしたいのと半々だとわたしは思っている。

しかしそんな状態で色々と率先して家族を引っ張りながら行動するのは大変だろう。

わたしならモヤモヤしながら欲求に負けてダラダラ過ごし、夜になって、やっぱりお出掛けすればよかったなぁと後悔するパターンだ。

そういうわけで、今日はわたしが舵取りをし、有田町にお出掛けすることにした。

行きの運転はわたしに任せてもらい、夫と子を後部座席へ乗せて出発した。

目的地は、かねてから行きたかった「工房フラワーズ」である。

屋久島から有田に移住してきたハイクオリティ職人夫婦が織りなすアーティスティックないきものワールドに惚れ込んでしまっているのだ。

夫婦は、その柔和な印象とは裏腹になにかとロックな生き様である。

フラワーズの名前は、大好きなローリングストーンズのアルバムからとったのだそうだ。

夫にナビゲーションをしてもらいながら、そんなこんなでたどり着いた。

店内の写真を撮らせてもらいながら、商品を物色する。

どれも可愛くてたまらない。

モチーフは犬、猫、妖精のような愛嬌のあるキャラクターなどさまざまだ。

商品のカテゴリーは木製のカトラリーや人形がメインだが、陶器、布小物や衣服と幅広い。

中でも多くのメディアで話題になったのが張り子だ。

猫のリアルなかぶりものだ。

毎回かぶってしまう魔法のアイテムだ。

羊毛でできた、猫の鈴カステラのブローチと木でできたトカゲのブローチなどを買ってブローチ祭り状態になった。

ここにきた目的はやはり猫雑貨だったのだが、意図せずトカゲを購入してしまうあたり、第六感が働いてしまったと思わざるを得ない。

食べ物のついで買いとは全く意味が異なる。

こういうとき、なぜか良い買い物をしたなぁと思ってしまうのである。

お会計のときにおみかんをもらって、ほっこりした。

 

駐車場へ向かう途中にふらりと入った家具店で7段ひな飾りがドーンとしつらえてあった。

夫は子に見せながら、「これがホントのひな祭りだよ!」とひな祭りのイメージ回復を図っていた。

 

帰り道、たまたま通りすぎた川本ポンプ店のディスプレイがクールすぎて「ギャァ!」と叫んだら夫がわざわざUターンして見に行ってくれた。

https://www.instagram.com/p/Buyj1xjHZUM/

クールすぎるだろう、好きだ。#有田 #佐賀 #川本ポンプ店 #ポンプ #ディスプレイ #display

古き良きデザインとカラーに惚れ惚れ。

さりげなく隅に置かれた小便小僧も良い。

 

夫が「牧のうどん」に行きたいというので車を停めた。

子をチャイルドシートごと抱えて入店したが、お座敷に子ども連れの家族客がたくさんいたので全く気にならなかった。

土曜日の夜だということもあり、当然、2日前の夕方に来た時とは活気が違う。

3.4歳ぐらいの子どもたちがキャッキャと賑やかにうどんを食べていた。

0歳児にとっての3.4歳というと、わたしら30代にとっての60代ともいえるべき年齢差だろう。

それだけに姿形も機能も違いすぎる。

 

常盤町にある立ち飲み店「旅と猫と」にベビーカーで寄り道した。

1月末にオープンしたばかりで、美人で猫好きな女性オーナーが営んでいる。

ターコイズの可愛い扉をあけて中に入ると、デザインだけでもニヤリとしてしまいそうな猫の名前やラベルのついたお酒、各地から取り寄せた猫雑貨が店内を彩っている。

ウッド調のあたたかみのあるインテリアで、女性の一人飲みにももってこいな空間なのだ。

せっかくなので、運転を頑張ってもらった夫にお酒をオーダーしてもらい、わたしは炭酸の効いたジンジャーエールを一気に流し込む。

塩気のあるうどんスープを飲み過ぎたおかげで、喉の渇きが尋常じゃないのだ。

ベビーカーに乗っていた子は終始ご機嫌で、来店していた女性客にニコニコ笑顔を振りまいていた。

なにかと笑顔は得だよなぁ、と今さらながら学んだ。

 

家に帰りつくとまだ21時になったばかりだった。

夫と二人で、なんて健康的な、とガタガタふるえあった。

気分的にはまだ金曜日の夜だと言わんばかりの勢いだ。

喉の渇きが全然おさまらなかったので、冷蔵庫にあったオレンジジュースをグビグビ飲んでいたら、お腹が妊娠5ヶ月のときぐらいに膨れてとても苦しくなった。

夫も子も眠ってしまったので、とりあえずベッドに横になるが圧迫感がたまらず眠れない。

仰向けになると息苦しいので横向きになる。

そんな寝姿勢に気を使うのも、臨月のとき以来である。

昨日、わたしの手を引っかいた猫が周りをウロウロしていたので「ふふふ、怒ったからさすがに反省してるんだろう」と思っていたら腕の上にドカンと乗ってきて耳元に顔を近づけてゴロゴロ言い出した。

これだから猫はにくめないのである。

しかしやはり、お腹がパンパンで眠れないのであった。

 

 

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PKやまもと | させぼ通信

 

 

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有田のダム。写真じゃ伝わらない静けさと美しさ#ダム #有田 #佐賀