歯がないはぐき最強説
子がわたしの指をよくガジガジしてくるようになつた。
もちろん爪は切ってやすりをかけているし手は清潔にしている。
小さい口と、まだ歯がないはぐきでハミハミしてくるのだが、これがとんでもなく気持ちがいいのだ。
本当に気持ちがいいのだ。
これが入れ歯を外したお年寄りなら発狂してしまうところだが、興味本位だけでわたしの指を求めてくる赤子ならば、むしろ尊さすら感じる。
「ぬお、ほほほう…」
ちょっとアブない気持ちになりつつ、よだれにまみれた手を拭って子におもちゃを持たせると、そっちに興味を移してねぶねぶし始めた。
そんな平和な1日である。
お腹いっぱいで、おむつも替えたものの、「構えー!遊べー!」で泣くことが増えてきたわが子。
徐々に欲求バリエーションが増えてきたのは喜ばしいことである。
表情は、お義母さん曰く「とても気が利いている表情」だそうである。
たしかに、たまに船越英一郎のようなニヒルな表情をかましてくるので、
とても深みのあるというか、ぺらってしたものではないのだろう。
われながら褒めすぎである。
【記事を書かせていただいてます】
【日常あれこれ】
尊み爆発なあの作品を彩るのは人気バンド「フレンズ」だーー!! https://t.co/S38gr05dAT
— chirolpakutiaji (@chirol1660) 2019年4月15日