ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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キッチンで劇団四季になる

キッチンで料理をしていると、ちょうど子が寝ているソファからはわたしの姿が見えなくなってしまう。

そんなとき子は、「どこだー、母!」と叫ばんばかりに自己主張して泣く。

ふんぞり返った勢いでクッション同士の隙間に頭からはさまり、動けなくなってまたさらに泣きが強まる。

どうしたものか、と考えた結果、調理中にこまめにキッチンから躍り出て子に話しかけるという作戦を取ることにした。

しかも同じ手は何度も通用しないので、バリエーションを用意しないといけない。

今回のテーマは、劇団四季のCatsとライオンキングだ。

インパラの群れよろしく、両手を頭に見立てて躍り出る。

子が笑う。

しばらくすれば、今度はハイエナのように躍り出る。

子が笑う。

次はCatsだ。猫のしなやかさと妖艶さを全身に取り入れて鳴き声とともにジャンプする。

子が笑う。

というのを何往復も繰り返した。

そんな調子で、狭い空間で無理な跳躍を繰り返してしまったため、太ももの筋肉が若干おかしなことになった。

よく考えると、飛び跳ねる必要はなかった。

 

この笑いのツボをストックしておきたいと思い、いろいろとチャレンジをした。

いろんな声色で、早口でさまざまな単語を連呼するという遊びをやったが、最も笑ってくれたのがなぜか「いただきます」だった。

わたしの食べ物にがっつくエネルギーを感じ取ってくれたのだろうか。

言霊とはこういうことか。

 

先日、夫からガリガリ君リッチチョコミントを24本プレゼントしてもらってからというものの、毎日1-2本のペースで食べ続けている。

そのとき子が、毎回わたしのほうをじっと見てくるのだが、この「いただきます」ギャグを言って笑わせてから食べると、ふしぎと罪悪感がわかないことに気がついた。

それからというもの、アイスを食べるときは必ずこのギャグを言うようにしている。なんともひどい親である。

 

職場の飲み会に参加していた夫が、夜中の2時ぐらいに帰ってきた。

4軒ほど回ってきたのだという。

酒好きな夫なのですごく健康的だと思うし、なんだか安心してしまう。

夫は飲み会から帰ってくると必ず、一連の流れをダイジェスト形式で教えてくれる。

わたしとしても全容がつかめるのでありがたいし、良い意味で共有できる部分が多いとうれしい。

しかし今回はさすがに頑張りすぎたのか、一連の流れを話したあと、モニョモニョと言いながらフェードアウトしてしまった。

とりあえず風邪を引いてはいけないので、わたしは夫に布団をかけてそのまま寝た。

子は横向きになって両手を前に投げ出し、いびきをかいて眠っていた。

 

 

 

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