ヤマモトチヒロのブログ

佐世保在住フリーライターです。育児日記に混じって、地元佐世保の歴史や文化、老舗や人物について取材撮影執筆した記事を掲載しています。

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シャッキリとした気持ちでコミュニティーセンターへ行く

昼過ぎまで夫は仕事だった。

午前中に抱えていた仕事を少し終わらせ、昼ごはんを子に食べさせる。

離乳食が1日3食になってから随分と月日が流れたような気がするが、いまだにどれぐらいの分量が適当なのかわからない。

ネットで調べてみるが、おかゆ80g、野菜40gとか書かれているともうダメだ。

写真が良いよ写真が、と思う。

ざっくり写真で離乳食の食卓を載せてくれたら、雰囲気で察してこっちで勝手にそれぐらいの量作るから。

単位にした方が正確なのはわかるけど、gってよ、gって。難しいだろう。

測るのが面倒なだけだし、こんな数字にざっくりとした性格ですよみたいなことをアピールしているけど、実は1g単位でも違うとモヤっとするタチなんだよ。そのプチストレスを感じたくないだけなんだよ。

目に見えてわかるじゃん、自分が妥協ないし手抜きしてるのが。

なんとなくナチュラルな感じでやってますけど、たまたま丁度いい量になってましたわ、ははは、って笑いながら日々を過ごしたいだけなんだよ。だめ?だめか!

 

子の最近のブームはスクワットだ。

歩く前の予行練習というやつだろうか。

両手に何も持っていなくても持っていても、なにかにつかまらずにスッと立ち上がることができる。

とはいえ、まだ自分の身体能力を全然コントロールできていないので、色々と無視した動きをかましてくる。

立ち上がった勢いで後ろに倒れることなんて、この時期だけなんだろう、きっと。

そんなようすにハラハラしながら見ていると、何度も何度も繰り返すので思わず笑ってしまうのだった。

それを見て子が喜び、また繰り返す。

無限スクワットだ。

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先日、子がスクワットを終えるまでの2分強ほどの動画を撮って家族間グループでシェアしたのだが、お義母さん曰く40回はしていたという。

お義母さんが1回1回カウントしていたということが地味に面白い。

 

わたしは筋トレを子の前ですることがあるのだが、1動作終えるたびに子が笑う。

よほどわたしの動きと変な声が面白いのだろう。

さきほどの子のスクワットと違う点は、わたしが子に笑われると、気力が抜けてしまい筋トレが終了してしまうということだ。

この違いはいったいなんなのだろう。

 

東京03の長崎公演を観に行った。

個人的には佐世保公演だと思っている。

ふだんは眉ひとつ動かさない夫が、「東京03佐世保に来る、チケット」と鼻息を荒くしていたので、radikoを開いてDJマークの美声に耳の全神経を傾け、なんとか番組先行予約でチケットを2枚ゲットしたという次第である。

お義母さんのご厚意に甘え、子を預けて2人で会場のコミセンへと足を運んだのだ。

久しぶりの2人での外出は嬉しかった。

腑抜けた顔に少しハリが戻ったかもしれない。

いつも「体育文化館?中央公民館?コミュニティーセンター?」とフニャフニャした気持ちでこの場所を訪れていたが、今回はきちんとコミュニティーセンターに行きます、というシャッキリとした気持ちだった。

きっと県外からもわんさか来ているであろう、人、人、人。

「ここがこんなに賑わってるの嬉しいなぁ〜」と言うとなんだか地元愛が強い人のようだが特にそうでもない。

しかし嬉しいのは事実だ。

ただ、東京03がすごいのであって、佐世保がすごいわけではないのだが。

 

佐世保じゃないような空気感の中始まった公演のタイトルは「人間味風」。

どんなに体裁を守っていても猫をかぶっていても、こらえられない喜びや恍惚感のようにジワリとにじみ出てしまう「人間味」がすべての演目のテーマ。

登場人物がそれぞれに抱く本音と建前、真実と嘘、偶然と必然などがパタパタと重なるようすを緻密に描き、ゴールに導かれていく感覚はとても気持ちがいいものだった。

それにしても「人間味」とは、良い意味でも悪い意味でも都合のいいワードである。

「人間味風」の風とは、そんなワードを作り出した人間様に対しての滑稽さと憎めなさを含めてつけた「風」なのではないかと思ってしまった。

 

ひととおり笑ったし観客の笑い声と熱い拍手になぜか感動したし、カーテンコール後のトークバナナマンの日村さんが登場して鳥肌が立った。

日村さんをリスペクトしている夫がすごくニヤついているのを横目で見ながら、わー、わー、とミーハーな声を出していた。

 

こういう公演を観たのは人生で初めてだったので、「テレビの人が同じ空間にいる!」という、「小さいハコの中に人がいる!」と驚くタイムスリップした江戸時代のひとのような感想を抱いてしまったのはお恥ずかしい限りだが、夫には大変感謝である。

 

公演の席でたまたま隣り合ったのが知っている方だったり、その後飲みに行ったバーでも再会して少しお話をしたり、夫の友人に結婚おめでとうございますのメッセージを伝えたり、なんとも味わい深い夜だった。

 

 

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【日常あれこれ】

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光月町の横断歩道にて。町名のせいか宇宙飛行士のようにみえる。