楽器を演奏するように履歴書をつくる
先日、妹1が自宅に遊びに来てくれた。
お昼ご飯を買ってきてくれると言うので、いつも悪いなと思いつつ遠慮していたら大好きなカヤバーガーだったのですぐさま食らいついた。
たらふく食事をしてお腹いっぱいになったいたはずの子が、われわれの食事の雰囲気に誘われて突進してきた。
すでにこの時にはバナナ1本とキウイ半分、ミルクを200ccと離乳食の中華煮を平らげていたはずなのだが、どうやらまだ足りていなかったようだ。
私の手から強引にポテトを奪い取ると、見られるといけないものであるかのように一気に口に押し込んだ。
塩気がとても心配だったので飲み物を与えようとしたがなりふり構わずこちらに向かってくる。
妹1が、先日の私の誕生日プレゼントのついでに西松屋で買ってくれた子のコーン菓子があったのでそれを1袋与えたが足りないと怒るのでもう1袋与えた。
するとさらに食べようとするので菓子そのものを視界から遠ざかるべく適当な箱に隠した。
気がつけば相当な量を食べさせてしまったが、これは甘やかしなのだろうか。
同郷出身でライター・編集者として活躍している夫の友人から魅力的なメディアを紹介してもらったので、ダメ元で履歴書をPDFで作って送付した。
何を隠そう、これまでアナログでしか履歴書を作成したことがなかったので、PC上での書類作成には奇妙な汗がたくさん飛び散った。
まさに新しい文明に四苦八苦するおばちゃんだった。
マウスとキーボードを抱えて、机をよじ登ってくる子をウロウロと避けながら最後まで作った。なんだか楽器を演奏しているようなスタイルになった。
非常に達成感があった。
良いお返事が来ることを祈りつつ、子と晩ご飯の時間を過ごす。
最近は子の食事に関しては完全に温かい目で見守るスタイルを貫いており、どれだけこぼそうが動じないようにしている。さすがにお椀をひっくり返しそうになったり席を立ち上がったりしたときは止めに入るようにしているが。
そんな私の様子見と子の努力があいまって、時間をかければ自力で皿をほぼ空にするまでに成長した。もちろん子の周辺は色々と飛び散っている。しかし構わないのだ。自力で食事をしてくれることがこんなにも喜ばしいことだとは。
年末年始に溜まっていた録画分を夫と見終わった。高嶋兄のグルメ変態ぶりが少し弱かったので物足りなかった。
ひとまずなんとなく一区切りついたような気持ちになった。明日からちゃんと仕事やろうと思った。